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仮想化

Linus氏曰く「仮想化は悪」 114

ストーリー by hylom
しかし世界はそれに同意せず 部門より

eggy 曰く、

Linus Torvalds氏がLinuxの主要開発者の1人であるGreg Kroah-Hartman氏との対談において、「XenとKVMのどちらが好ましいか」という問いかけに対し「仮想化は悪」と答えたそうだ(本家/.NETWORK WORLD記事)。

Torvalds氏はかつては最新カーネルへの対応に遅れていたXenに期待しておらずKVM寄りであったとのことだが、「Xenの開発者はフィードバックに耳を傾けるようになっており、今は主流カーネルにも追いついている」とXenを評価した。また「Xenは、KVMとは違った考えを持っており、ハードウェアの制約も違う」、「選択肢を持たせたいから両方ともやっている」とのこと。

しかし、Torvalds氏の個人的な意見としては、どちらも好みではないようだ。実装のハードウェアに直接触れることを好むTorvalds氏は、「俺は仮想化タイプの男じゃないんだ。仮想化は悪だと思ってるよ」と語ったとのこと。

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  • by Anonymous Coward on 2011年08月23日 19時32分 (#2008168)

    「仮想化って邪道だとおもうんだよねー、Linusとしては。
     やっぱハードは直接叩かないとねー」

    くらいなニュアンスでしょ。

    • by greentea (17971) on 2011年08月23日 19時52分 (#2008190) 日記

      好みじゃない、という程度の意思表明だよね。
      いつもの怒りと違って、全然暴言が入ってない。

      --
      1を聞いて0を知れ!
      親コメント
    • by Anonymous Coward on 2011年08月23日 22時57分 (#2008297)

      >「やっぱハードは直接叩かないとねー」

      という理由で仮想化を叩いていたわけでは無かったのですね?

      親コメント
    • by Anonymous Coward on 2011年08月24日 12時29分 (#2008557)

      少し深読みすると、LinusがLinuxカーネルを書こうと思った動機は
      当時386のプロテクトモードが活用されておらず、16ビットのリアルモードが
      全盛だったことに業を煮やしたからというのは有名な話。

      当時の状況を少し振り返ると、実際にはプロテクトモードが活用されてなかった
      わけじゃなく、386が持っていた仮想86モードを使うemm386や、Windows 3.xの
      vmmといった形で利用されていた。つまりユーザーは仮想86モードを使っていた
      というか使わされていたというか。

      x86ハッカーだったLinusにとって仮想化はいつか見た光景であると同時に
      業を煮やしたことそのものかも。その点ではブレがないのかなとかね。

      親コメント
    • 自分の考えを見事にまとめてくれたACにやや嫉妬。
      見事な要約(と思われる)に感服致しました。

      #元記事は読んでません…。
      親コメント
    • CPU屋「もうクロック上げられないどうしよう、そうだコア複数積んじゃえ」
      ソフト屋「えー、マルチスレッドとかめんどくさいのに」
      ソフト屋「あ、仮想化してCPU1個づつ割り当てればいいじゃん!」
      リーナス「美しくないから嫌い」

      親コメント
    • by Anonymous Coward on 2011年08月24日 6時20分 (#2008397)
      つーか、「OS作るなら、やっぱリアルOSだよねー。 仮想マシンとか興味ねーやー」っていう感じ。
      OSそのものの開発やってる人なら、まあそうでしょう。

      しかし、最近は仮想マシンの技術が何のためにあるのか知らない奴が多いんだね。
      「仮想マシンはパフォーマンス悪くて使えね~」とか、逆に「仮想マシンでどんなOSでも動かせるから最高」とか、わからんことばっか言いたがる。
      意味不明なこと言わずに、メインフレーム時代の技術と伝統を受け継いで(?)新OS検証・新OS移行作業・旧OS保守の道具としてVirtulaPCやXPmodeを提供してるMicrosoftは大人の会社ですな。(不思議とこういうところだけはキチンとしている)
      親コメント
  • まあ、当てにするな (スコア:4, おもしろおかしい)

    by Anonymous Coward on 2011年08月23日 19時17分 (#2008158)
    ひどすぎる借金は、しないほうがいいというか悪でしょう
  • 好みの問題? (スコア:3, おもしろおかしい)

    by Anonymous Coward on 2011年08月23日 19時34分 (#2008171)

    好き嫌いを言うだけでこんなに注目されるなんてLinux教の教祖も楽じゃないな。

    #高級言語に対して「男ならアセンブラだろ」と言ったようなもんぢゃね?

  • 仮想化で解決できる問題は、仮想化以外の方法で(より少ない資源で)実現できるとか色々言いたいんだろうけど..
    運用の自由度の価値を軽視し気味なんじゃないだろうか?
    サーバ・クライアント問わず。

    • >運用の自由度の価値を軽視し気味なんじゃないだろうか?

      運用の自由度というか、運用側にとって仮想化システムは「ちゃんと
      運用考えないで相乗りしているだけなので、以前のサービスレベルは
      達成しえない」ということで、運用受け入れしているわけなんですよ。

      >サーバ・クライアント問わず。

      クライアント側についてはサービスレベルは「それがあるサーバで
      落ちたら、別の(クラスタとか)システム上で稼働させたらいいね」で
      通るのだけど、サーバ側は、そうもいかない。
      サービス監視/バックアップ/ジョブ制御のみっつが大本になる
      サーバ運用で、その3つが非仮想化ではある程度のSLAに基づいて
      運用されていても、仮想化ではどれかがデグレートしてしまう場合
      があって、結構、問題になる。

      実際、仮想化して相乗りしました、D2D2TとかD2Dに移行できる?
      それって相乗りした全部が一時にやって問題ない?それらが実行中に
      フェイルオーバしてもオケ?で回答が出てこないorその場合はCEが
      いく,,とかなって、相乗りシステムの多さからCEが対処不能のとか
      結構あったんだよね。
      運用屋としては、「うん、こういうマシンダウンがあったら手を付け
      られないので、保守屋さんがんばってね..」なSLAしか結べないわけな。
      個別単体なら同一状況筐体を用意するで「まぁ、SLA的にはオケ」な
      わけなんだけどね。

      親コメント
  • by reininn (35924) on 2011年08月24日 9時11分 (#2008431)
    何でもかんでも仮想化というのは、私も馬鹿げていると思います。
    ただ、待機系の予備環境を1台のマシンに仮想マシンとして沢山インストールしておいて、
    本番環境に大きな問題が発生したときに、とりあえず切り替えて
    やり過ごす様な使い方は、有用だと思います。
  • VFSは? (スコア:1, 興味深い)

    by Anonymous Coward on 2011年08月23日 19時37分 (#2008175)
    Virtual File System はどうなんだろう?
    基本的にOSの進化というのは、ハードウェア資源を仮想化することで取り回しよくしてきたものだと思います。
    最終的に、マシン1台まるごと仮想化できるようになっただけで正常進化でしょう。
  • だが、ならばLinuxをそれをしないで済むようなものにしないとな。

  • おや、皆さんの配偶者に対するリーナスの全否定コメントですね。
    やっぱきちんと結婚してリアル2.0作ってる人は違うね。
  • by SteppingWind (2654) on 2011年08月24日 11時05分 (#2008490)

    仮想化が重いならjail [wikipedia.org]使えばいいじゃない.

    # でもFreeBSD jailでCentOSを動かす [mycom.co.jp]という発想は無かった

  • by Anonymous Coward on 2011年08月23日 19時24分 (#2008162)
    なので、現時点での現実的な解ではあるけれども、実装も思想も美しくない。
    OS作っている人は、仮想化など不要な作りにしたいでしょう。
  • by Anonymous Coward on 2011年08月23日 19時39分 (#2008177)

    TO

  • by Anonymous Coward on 2011年08月23日 19時39分 (#2008178)
    ハードを直接叩くのが好きじゃなけりゃ、OSなんて作らないでしょ。
    せっかくOS作っても、仮想マシンで動かすだけじゃ物足りないですよ。
    (デバッグには便利だから利用はするとしても)
    • 私は逆かなぁ。
      もしOS作るならハードに依存する面倒な部分は仮想マシンの抽象化に任せてOSの中核部分だけやりたいな。

      親コメント
      • by d16 (42817) on 2011年08月23日 20時43分 (#2008225) 日記

        >もしOS作るならハードに依存する面倒な部分は仮想マシンの抽象化に任せてOSの中核部分だけやりたいな。

        逆だろ?
        OS作るならハード叩き方をエレガントかつ迅速にして、アプリにどれだけ迅速かつ安価にリソースを引き渡せるかが問題になる。
        OSの中核でハードから逃げて、何をするのか?と言いたい。
        ディスパッチャとかローンチャをOSだと思っていないかい?

        親コメント
        • どこが中核かは視点によるんじゃないでしょうか。
          私はOSのAPIをデザインし直したいってのがあって、それを実現するのに必要な部分ってかんじかな。

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          • by d16 (42817) on 2011年08月24日 6時29分 (#2008398) 日記

            >私はOSのAPIをデザインし直したいってのがあって、それを実現するのに必要な部分ってかんじかな。

            それはOSのAPIデザインの問題であって、OSが本来持つサービス連携や
            HW仲介のデザインとは異なる、ある種瑣末な事項ではないのかな?
            OSって何?というと、HWやサービスの連携手法によって、サービス
            提供可能な環境を提供することであって、デザインのためにあるもの
            ではないですよね。デザインは提供することで作られる「結果的なモノ」
            であって、それは「どれだけエレガントにやるか?」という問題はある
            にしても、OSに求められる本来的なモノではないですよ。

            むしろ、OSに求められるのは新しいHWや新しいサービスについて、
            旧来と同じデザインのインタフェースで追従できるか?の方が大きな
            問題です。それが出来ない時にはじめて連携のための手法をとりいれて
            インタフェースのデザインも多少の見直しが必要になるわけです。
            逆に、新しいインタフェースに基づく旧来部分もそれに収斂させて、
            デザインが一新されちゃって旧来の遺産が動かなくなるってのは、
            結構な問題になるんですよ。

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            • そういうのはそれが必要な人がやれば良いです。
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              • by d16 (42817) on 2011年08月24日 23時29分 (#2008851) 日記

                >そういうのはそれが必要な人がやれば良いです。

                うちらとしてはんなもんいらんがな..なわけなんですが、
                なぜか入れないとサポートしないとか無理を言うのがいてね。
                運用屋さんとしては、「またかよ」なんだけど、あちらとしては
                必要なのか、単にやりたいのかわかりません。

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  • by Anonymous Coward on 2011年08月23日 19時41分 (#2008180)

    実機の持ってる性能が仮想化でかなり減らされるんだけど
    案件によってはハードウェア分割の方が良さげだったりするな

    • by d16 (42817) on 2011年08月24日 6時41分 (#2008402) 日記

      >実機の持ってる性能が仮想化でかなり減らされるんだけど

      それあるよね。
      某所でのサイジングで、仮想化ソフトウェアが奪うIOパフォーマンスの
      換算指標みたいなのがベンダーから出ていて、いくつかの大手ベンダー
      のを見たけど、概ね1.5倍から2倍程度のCPU/仮想CPU/coreをアサイン
      すべしみたいな感じね。DBMSの大手さんのだと、もっと悲惨だったりする。
      でもって、相乗りするサービスの最大CPU使用率/CPUパフォーマンスから、
      その最悪値で加算したりするもんだから、旧型CPU(最新の半分以下のもの)が
      合計10CPUの仮想化で、最新CPU(core)数で20とか、むちゃくちゃなサイジング
      になったりして、「全然HW的に安くないんですけど」になったりね。

      >案件によってはハードウェア分割の方が良さげだったりするな

      というか、よくできた仮想化集約案件でない限り、HWも安いんだから、
      HW分割でやった方がよくね?という試算ができちゃったりする。
      運用要件の煩瑣化と運用レベルのデグレートを引き受けるほどにHW
      の低廉化は見込めないというのが、今まで数件仮想化案件のサイジング
      や方式設計をやってきた上での感想なんだな。

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  • by Anonymous Coward on 2011年08月23日 19時44分 (#2008183)

    ストレージの一部をメモリのように扱ったり、連続していないメモリ領域をあたかも連続しているようにプロセスに見せたり、適用範囲の差こそあれ仮想化の概念は古くから使われてるじゃん。
    いまさらOSの仮想化のみ取り出して好き嫌いもないもんだ。

    • Re:わけがわからないよ (スコア:1, すばらしい洞察)

      by Anonymous Coward on 2011年08月23日 20時09分 (#2008201)
      > ストレージの一部をメモリのように扱ったり、連続していないメモリ領域をあたかも連続しているようにプロセスに見せたり、

      そういうのと、「kernelを二重に走らせる」ってのは全然違う。
      無駄でしょ。
      親コメント
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