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Googleの「Nexus One」、命名に関し「ブレードランナー」原作者遺族の怒り買う 119

ストーリー by reo
ユニコーンの夢 部門より

あるAnonymous Coward 曰く、

「Google の Android 携帯『Nexus One』は小説『アンドロイドは電気羊の夢を見るか ?』から取られている」と著者の遺産管理団体が訴えているそうだ (Wall Street Journal の記事本家 /. の記事より) 。

映画「ブレードランナー」の原作であるこの SF 小説には「Nexus 6」という「アンドロイド」が登場する。著者の遺族らは「『Android』OS を搭載した端末が『Nexus One』であるという関係性からみて、小説から引用して名付けられたことは明らかである」としている。また、命名に関して Google から遺族や弁護士には何の連絡もなかったとして、この問題に法的に取り組んでいることを明らかにした。

しかし商標保護は小説の登場人物やネーミングに対して自動発生する訳ではないとのこと。そこで消費者が Google の「Nexus One」と小説内の「Nexus」を混同する恐れがあるかという点が争点の一つとなると考えられるそうだ。

この議論は賞味期限が切れたので、アーカイブ化されています。 新たにコメントを付けることはできません。
  • by akiraani (24305) on 2010年01月12日 12時37分 (#1701251) 日記

     著作権法延長の話で思うわけですが、原著作者の意図を本当に遺族が正しく解釈して反映してくれるものなんだろうか?
     今回のような例を見ている限り、とてもそうは見えない。ましてや、孫ひ孫の世代に突入しかねない70年とか何の意味があるのか……。

    --
    しもべは投稿を求める →スッポン放送局がくいつく →バンブラの新作が発売される
  • by Anonymous Coward on 2010年01月12日 13時15分 (#1701296)
    ふたつでじゅうぶんですよ、と言ってほしかったな。
  • by Anonymous Coward on 2010年01月12日 15時22分 (#1701380)
    ブレードランナー原作者だなんてひどいよ
  • by Anonymous Coward on 2010年01月12日 12時11分 (#1701226)

    と、Ciscoが一言。

  • オランダ妻 [biglobe.ne.jp]を遺族に教えたら、どんな反応するんだろう?
  • by nemui4 (20313) on 2010年01月12日 12時11分 (#1701225) 日記

    でぐぐると「約 6,900,000 件」出てくるけど、そっちにはイチャモンつけへんのかな?

    最初のページ見ただけだけど、そこにはブレードランナー関係は全く出てこないし。

    • by nmaeda (5111) on 2010年01月12日 21時11分 (#1701615)

      それが商標権と何か関係するの? 商品名じゃないと関係ないから。

      いや、そもそも遺族に何らかの商標権があるかどうかは微妙だけど。小説に登場するすべての名称に商標権が発生するとは思えないので。タイトルならあるだろうけど、商品分野も違うし。

      親コメント
      • by nmaeda (5111) on 2010年01月12日 21時33分 (#1701628)

        補足すると、小説、映画、TVドラマに登場する名称でも、例えば近年のアニメや特撮の場合、キャラクター商品を展開するのは一般的だから、そういう場合はキャラクターの名称に商標権があるとも考えられる。けど、ハードSF(?)だと、そうは考えられないから、まったく同じ名称だったとしても、商標権は認められないでしょう。今回は全く同じですらないからまず、無理だよね。

        親コメント
  • 著作権においては登場人物等の名称だけでは保護の対象にならないと思いますし、
    商標権はストーリーにもある通り、自然に発生する権利じゃないはずです。

    なので、件の小説の関連グッズであるかのように誤認させているという
    日本で言うところの不正競争防止法みたいなところを狙ってるという話なのでしょうが
    それもちょっと無理筋に見えますけどねぇ?

    • "nexus six" の検索結果
      もしかして : "nexus one"

      こうなってたら、さすがにひどいかな? とちょっと期待したけど、そんなことは無かった。
      親コメント
    • 作品のイメージを守る (スコア:1, すばらしい洞察)

      by Anonymous Coward on 2010年01月12日 13時48分 (#1701320)
      小説などの作品イメージを守るという点で言えば、原作者遺族らの考えは
      私は支持できます。

      「アンドロイド(Android)」と言えば、「アンドロイドは電気羊の夢をみるか」という
      イメージが強いですが、元々は「未来のイヴ」がオリジナルですよね。
      でも、「アンドロイドは~」が映画化もされ、有名になったためにイメージが
      薄れてしまいました。

      他人の書いた作品の造語を自分の作品に組み込んで吸収しちゃった「アンドロイドは~」
      ですが、その中で登場する「Nexus」のイメージをGoogleに取られちゃいそうだと。

      "AndroidのNexus"というとGoogleブランドの携帯電話なのか、「アンドロイドは~」
      「ブレードランナー」に登場するアンドロイドなのかのイメージを守る戦いでしょう。

      個人的にはディックの遺族らの行動には無理があるとは思いますが、勝手に名称を使って
      商標まで登録しちゃうGoogleの対応にも強引さ、傲慢を感じます。
      遺族に許可を取り、タイアップでもしていれば揉めることはないだろうし、皆幸せだったはず。

      起動画面にでも「故フィリップ・K・ディックに敬意を示す」とでも表示してれば
      ディックのファンも喜んだはず。

      相変わらずGoogleは「怒られそうだがやってしまえ。怒られてから対応を考える」を
      繰り返すんですよね。
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      • by saitoh (10803) on 2010年01月12日 15時12分 (#1701372)
        nexusがPKディックによる造語であればそうですが。。。 ただの一般名詞ではないですか?。 device npx0 at nexus? とか、UNIX系の一部のosのカーネルCONFIGファイルにも出てくるし。 そんなのいちいち遺族に了解を取る必要はないでしょう。

        たとえば ロボット という単語を使うときにいちいちチャペックとかアシモフの遺族に了解を取ったりしないでしょう。それと同じ。

        親コメント
        • そういや今は亡き……って調べたらまだあった、US Robotics社はどうだったんかなーと思って調べたら、
          アシモフの小説が社名の由来と聞いていたけども、Wikipediaの「USロボティクス」の項目 [wikipedia.org]によると
          US Roboticsという名前はそのまんまもらってきたわけじゃなくて
          > U.S. Robots and Mechanical Men
          もしくは、同じくWikipediaのアイ,ロボットの項目 [wikipedia.org]によると
          > または通称「U.S.ロボット(U.S. Robots)」
          だったという話で全く一緒というわけではないらしいので、商標等問題からは割と問題なさげ?

          あと、映画で逆に現実の社名と、似せたロゴを使用したのは多分了解を取り付けてあったのかなー。

          #自分は早川の訳本でしか読んでなくて原典どうこうは確証ないんで一応参考までに。

          親コメント
      • by yohata (11299) on 2010年01月12日 17時57分 (#1701488)

        皆幸せねえ……

        そうやって「欲深な関係者全員がにらみ合って、身動き取れなくなった」のが、現在の日本著作権ビジネス腐敗と混沌の原点だと思うのですが。

        親コメント
  • 本人でなく遺族が、しかも小説の本文やタイトルを模倣したわけでもなく、なおかつ小説に登場したNexus 6そのままでもないのに、何に対して怒りを感じるというんだろう?そもそも著作権も商標権も特許も何も侵害していないのに、何の知的財産を侵したというんだろう?まったくもって意味が分からない主張にしか見えない。

    • そもそも、"Nexus 6" なんてタダの型番で、映画のブレードランナーでも原作の
      「アンドロイドは、、、、」でもアンドロイドの特性について言及する場面で数回
      その単語が登場するだけで、映画や小説のテーマとは全く関係しないのよね。

      そのままズバリの商標登録だって権利維持にはそれなりのコストを掛けないと消失
      してしまうので、小説家だけが自分の作品の中にそれっぽい名称をちりばめただけで
      権利を生じさせることができるとしたら酷く不公平な事になる。

      親コメント
      • 別に商標の権利を維持するのに商標登録は必要ないよ。登録して無くても、実際にその名称を使った商品を販売していて、顧客に充分に認識してもらっていれば、ほぼ同等の権利が維持できる。

        違いは、商標登録していれば、相手方が同じ商標を使った商品が存在していることを簡単に確認できるとか、裁判の時に証拠集めが楽なくらい。逆に登録だけで維持して商品化していない場合、その商標でより知られた商品が別にあれば、権利を主張しても訴訟では認められないこともある。

        そうでないと、TMマークとか無意味だよね。(R)マークでないと意味がない。

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    • by Anonymous Coward
      難癖付けて金が取れるかどうかだけだろw
      このネタに関しては、それ以外何も無いと思うがw
  • 甘いね (スコア:1, 参考になる)

    by Anonymous Coward on 2010年01月12日 13時00分 (#1701283)
    中国では現地企業に片っ端から商標をとられて(「青森」とか)日本企業が困っているわけですが、皆さん大甘ですね。
    • Re:甘いね (スコア:3, 興味深い)

      by Rutice (31742) on 2010年01月12日 13時43分 (#1701315)

      商標登録申請された『青森』は青森県からの異議申し立てで、
      中国の商標法に基づいて商標登録はされませんでした。

      # 類似の物で、「青(『森』の字の配置の水×3)」が最近は登録申請されてるそうですが・・・

      親コメント
      • Re:甘いね (スコア:3, 興味深い)

        by Rutice (31742) on 2010年01月12日 13時51分 (#1701323)

        すみません。

        『青森』は一度登録されているようです。
        青森県側からの異議申し立てで、
        中国企業の持つ『青森』の商標を取り戻したのが実際だそうです。

        親コメント
    • by jordan_beth (10928) on 2010年01月12日 17時38分 (#1701473) 日記
      よく中国のモラルの低さとしてこの件が出るけども、
      日本で「上海」なんてのが商標となっているのはどうなんだろう?
      --
      ん? 俺、今何か言った?
      親コメント
  • by SteppingWind (2654) on 2010年01月12日 14時28分 (#1701342)

    やっぱり無個性な名前をつけるのがいいですよね. たとえば「田中一郎」とか.

  • ソニーです。 (スコア:1, 参考になる)

    by Anonymous Coward on 2010年01月12日 23時36分 (#1701697)
    まいどおなじみGKです。 わがソニーのAndoroid向けブランド「nexus」 [nikkeibp.co.jp] が蚊帳の外で寂しいです。仲間に入れてください。
  • 権利関係のかたっぽが怒ると、こういう反応がどっと出るのか、という好例ですね。

    「ジャングル大帝」の一件で手塚治虫側が怒らなかったのは今思えばさすが。

    わたしゃ手塚治虫ファンなので「アトムOSで動く、ウラン238とコバルト59」という商品が出てきて商標登録されて「えー? 手塚治虫とはぜんぜん関係ないっすよ」って態度に出られたらムカッパラ。

    怒ったところで一銭も得しないファンが「怒ってくれる」のがいいんでしょうね、こういう場合。
  • by Anonymous Coward on 2010年01月12日 12時23分 (#1701239)
    訴訟を起こすってことは勝てる見込みが全く無いわけではないと考えてるわけだよね。
    これで勝てる可能性が少しでもあるとは、アメリカは恐ろしい社会だ。
    • by Anonymous Coward

      金持ち喧嘩せず、なんて言うしね。
      だいたい、勝ち負けに拘っても意味無いじゃん。

      アジア系は、すぐ面子の問題に摩り替えて、馬鹿みたいな消耗戦をしたがるけど、
      面倒ごとを手っ取り早くお金で解決するのも資本主義社会の作戦のうちなのだ。

  • by Anonymous Coward on 2010年01月12日 13時10分 (#1701289)

    どう考えても混同するわけないんだから

    6になる頃には、小説の世界のようなアンドロイドが
    実現できているのではないかと楽しみです。
    あ、訴えるのはその頃にしますね。

    とでもコメントしときゃいいじゃん。

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