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インターネット

JPNE、IPv4 over IPv6のサービス開始 14

ストーリー by hylom
IPv4の帯域制限なんてあったのか 部門より
あるAnonymous Coward 曰く、

18日、日本ネットワークイネイブラー(JPNE)がフレッツ網を使用したIPv6 IPoE接続環境でIPv4によるインターネット接続を可能にするISP事業者向けサービス「v6プラス」を開始した。これによってPPPoEは一切使わないデュアルスタックサービスが今後の主戦場になることが見込まれる(発表資料)。

以前よりYahoo!BBがIPv6 IPoEでIPv6高速ハイブリッドと銘打って1Gbpsサービスを開始していたが、JPNEのサービスではNTT東西の「フレッツ・ジョイント」と呼ばれるサービスを使い、ソフトウェアをホームゲートウェイに送り込むことで実現するという。JPEは併せて「v6プラス」試験サービスを開始している。

ISP側としてはネットワークを奪われてしまうリスクもあるが、既にISP事業は増え続けるトラフィックによってコスト競争になっており採用は加速するものと思われる。

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  • by Anonymous Coward on 2013年04月23日 8時02分 (#2368769)

    どうみてもIPv4 over IPv6というトンネルなんですが。デュアルスタックならそもそもわざわざこんなことする必要がなくて、下はIPv6のみにするつもりじゃないの? JPNEのプレスリリースでもデュアルスタックなんて言ってない。

    • by Anonymous Coward

      デュアルスタックの意味を「どっちでもインターネットできること」と勘違いしてるんでしょう。

      • by Anonymous Coward

        それならPPPoEのこともデュアルスタックでおkだな

    • by Anonymous Coward

      トンネル出口のv6をそのまま見せればv6でも外に出られるのでは。
      それが、v6通信だと認知されるか、v6で通信できることに価値を見出されるか、は別として
      プロバイダ向けということは、v4にしがみつきたい人達向けだろうから、その辺が割愛されてる
      のはまぁしゃぁないのでは。

      # この前、家NetでWin8からWHS2011に名前でping打ったらv6アドレスが表示されてしばし固まった。

  • by Anonymous Coward on 2013年04月23日 9時39分 (#2368804)

    よくわからないんですが。どなたか説明Please

    • Re:PPPは何の関係? (スコア:4, 参考になる)

      by Anonymous Coward on 2013年04月23日 10時25分 (#2368829)

      既存の方式
      (1) IPv4 PPPoE+IPv6 IPoE
       IPv4はPPPoEにて認証し、IPv4のネットワークで通信する。
       IPv6はHGWの認証でDHCPv6ベースで運用し、IPv6のネットワークで通信する。
          ユーザ側はNTTのレンタルHGWのみで運用可能
      (2) IPv4 PPPoE+IPv6 PPPoE
       IPv4はPPPoEにて認証し、IPv4のネットワークで通信する。
       IPv6はPPPoEにて認証し、IPv6のネットワークで通信する。
          ユーザ側はNTTのレンタルHGWに加えてIPv6 PPPoEルータが必要

      どちらにしても、PPPoEベースのIPv4ネットワークとIPv6のネットワークの両方を運用する必要がある。
      これが「v6プラス」対応の新しいHGW(「PR-400」「RV-440」「RT-400」シリーズ等)になると、IPv6 PPPoEルータをNTTのレンタルHGWに内蔵することが可能になる。同様に他のトンネルルータプログラムも内蔵することも可能になる。

      今回のJPNEのIPv4 over IPv6では、v6プラスの特徴をいかして、SAMベースでグローバルIPアドレス共有が可能なIPv4 over IPv6トンネルを提供するサービスです。足回りはIPv6で統一。必要な設定やトンネルルータプログラムは、v6プラスで自動配布。そもそもHGWで回線ベースの認証がVNE接続事業者とできているのだから、追加の認証はいらない。ISP事業者はインターネット接続ネットワークはアウトソーシングして、自らは、メールサーバやWWWサーバ、クラウドデータセンタのみを運用するだけですむ。IPv4のグローバルアドレスが足りなくなっても、ユーザ側のIPv4アドレスを共有させることで回避し、浮いたIPv4アドレスをクラウドデータセンタに使うことも可能になる。独自サービスを提供していない中小のISPなら、事務処理とメールサーバの運用のみで済むようになる。

      このサービスを利用する独自にサービスを提供していない中小のISPでは、新規採用の減少と、リストラが発生することだけは確実だろう。既存のADSLは縮小傾向でいつまで採算が取れるかわからない状態だし、施設の老朽化が進む一方で更新が難しいし、そもそもメタル回線によるPSTNがいつまで続くかわからない(NTTは2025年までに採算が取れない一部地域を除き原則としてFTTHに切り替える予定)。ADSLで雨後の筍のように乱立したISPの斜陽業界化の象徴でもある。

       

      親コメント
      • by Anonymous Coward

        グローバルIPアドレス共有ってなんだろう

        • by Anonymous Coward on 2013年04月23日 13時36分 (#2368916)

          簡単に言うと、HWGにグローバルIPアドレスとNAPTで外向きに使えるポート番号の範囲を割り当てることで、単一のグローバルIPアドレスを複数のHWGで共有します。

          たとえば、Aさん宅のHWGと、Bさん宅のHWGに同じIPv4のグローバルIPアドレスが割り当てられます。Aさん宅のHWGでは、2000~2999番ポートがNAPTで外向きに使え、Bさん宅のHWGでは、3000~3999番ポートがNAPTで外向きに使えるようになっています。IPv4の外部ネットワークから見ると、Aさん宅とBさん宅は一つのNAPTの先にあるように見えます。Aさん宅やBさん宅からは、自分のHWGに割り当てられたグローバルIPアドレスが独占的に使えているように見えます。

          欠点としては、NAPTで外向きに使えるポート番号の数が制限されるので、大量のセッションを作ることができなくなります。
          また、LAN内のサーバを特定のポート番号でPROXYにより公開することができなくなります。80番ポートを開いて、サーバーを公開したくても、80番ポートがNAPTで外向きに使えるポート番号の範囲外であれば、80番ポートを外部に公開できないためです。

          親コメント
      • by Anonymous Coward

        ipv4が足りないと考えると足回りをipv6で揃えて、ipv4アドレスの共有を図るのはわかりました。

    • by Anonymous Coward on 2013年04月23日 11時03分 (#2368842)

      NTT東西はプロバイダ業が出来ないので、エンドユーザのパケットを直接外に出せない。
      なのでPPPでエンドユーザのパケットを包んでISPに届け、ISPが外に出す。
      アナログ時代からの流れもあるだろうが、これがこれまでのIPv4での標準だった。
      IPv6でもこのPPPで行く方法もあるが、NTT東西がそれぞれもつNGNであるフレッツ網は既にIPv6でやり取りしてる。
      なのでPPPで包まず直接IPv6で流したほうが効率的だが、NTT東西はプロバイダ業が出来ないのでそのまま外に出せない。
      そこでいろいろ取り決めてNTT東西はJPNEのようなところへ中継するだけの仕組みを作った。これでIPv6はPPP使わないでOK。
      でもIPv4はこの枠外だったけど、IPv4 over IPv6でPPP使わなくて済むようになる。
      メリットはPPPは帯域制限されているから、この制限を回避できるということ。

      親コメント
      • by Anonymous Coward

        > メリットはPPPは帯域制限されているから、この制限を回避できるということ。
        そもそもISP網はNTT網に比べて圧倒的に貧弱で(IPv4でも、速度が出ない場合のボトルネックはほとんど間違いなくISP側にあった)、技術的にはIPv6でもPPPoEを押し付けようとしてたことのほうがおかしいんだよ。
        http://red-savina.cocolog-nifty.com/blog/2008/11/ntt-ngniptv6-na.html [cocolog-nifty.com]

  • ってことですかね。

    • by Anonymous Coward

      v6プラス対応のHGWをVNE接続事業者が自動設定することで、IPv4とIPv6の両方が使えるようになるサービスです。
      HGWに対してv6プラスでトンネル接続に必要な設定とファームウェアが配布されて、自動設定されます。
      PC側はDHCPv4とDHCPv6で自動設定することでデュアルスタックで通信可能になります。
      ネットワーク認証は、フレッツ契約時に配布されるお客様IDとアクセスキーで、VNE接続事業者と回線ベース(HGWベース)で行うため、今までのようにルータにPPPoE設定をする必要はなくなります。

      ISPは顧客管理とメールなどの独自サービスの運用をするだけでよくなり、インターネット接続に関する部分はVNE接続事業者に丸投げできるようになるアウトソーシングです。

      HGWに配布されるグローバルIPv4アドレスが、デフォルトでは他のユーザと共有になる可能性がある点が、一部のユーザには面白くないかもしれない。

      • by Anonymous Coward

        ありがとうございました。対応ルータでナイトダメなんですね。

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192.168.0.1は、私が使っている IPアドレスですので勝手に使わないでください --- ある通りすがり

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