パスワードを忘れた? アカウント作成
10657906 story
音楽

Dellのノートパソコン、VLCメディアプレイヤーを使うとスピーカーが故障する可能性 88

ストーリー by headless
保証 部門より
DellのノートパソコンでVLCメディアプレイヤーを使い、大音量で再生を続けるとスピーカーが故障する可能性があるそうだ(Dell Communityの記事DellのサポートページHacker Newsの記事本家/.)。

VLCにはオーディオのゲインを上げ、通常のメディアプレイヤーよりも大音量で再生する機能が搭載されている。ゲインを上げ過ぎると歪みが発生するが、この状態で長時間再生を続けると小音量時にも歪むようになってしまうという。この問題はDellも認識しており、VLCを含むゲインを上げるソフトウェア使用時は最大音量で再生しないように推奨し、BIOSアップデートも公開している。また、VLCの使用によりスピーカーが故障した場合、保証期間中であっても無償修理を拒否されることもあるようだ。これに対してVLCの開発者は、サウンドカードの出力がスピーカーの定格を超えていることが原因であり、VLCに問題があるわけではないと説明している。
この議論は賞味期限が切れたので、アーカイブ化されています。 新たにコメントを付けることはできません。
  • by minet (45149) on 2014年02月11日 11時49分 (#2543486) 日記

    > サウンドカードの出力がスピーカーの定格を超えていることが原因
    根源これだろ。
    ヘボいスピーカーを積んでおいて、短時間なら定格オーバーの出力させちゃってもちょっと劣化するだけだし、フツーは大出力が続かないだろうから良いよね、っていう設計が駄目だったと。
    このPCはVLCプレイヤーに限らず、音圧稼ぎ気味のサウンドを大音量で鳴らしてたらスピーカーがすぐヘタっちゃうって事だね。

  • VLC側はWindowsの標準APIを使っているだけだと主張していますね。
    https://news.ycombinator.com/item?id=7205759 [ycombinator.com]

    これが正しいとすれば,DELLが欠陥品を売っていただけということになりそう。

  • by Anonymous Coward on 2014年02月11日 11時48分 (#2543484)

    高級モニター・スピーカーのツイーターは良く飛ぶ、だから替えのコイル/ダイアフラムも売っている
    一方、リミッタ回路入りで絶対飛ばないPA用スピーカーもある
    (世の中には計測用のインパルス一発で確実に飛ぶスピーカーもあるから気をつけないとね)

  • by Anonymous Coward on 2014年02月11日 11時54分 (#2543490)
    ブラウン管時代に普通のちょっと大きめのTVの内蔵スピーカーをやられたことがある。

    何かの合唱コンテストの放送を見てたら、本気のハモりのところで、
    びりびりとスピーカーの限界を超えて出そうとしている音が出ていないような感じになって。
    以来、ちょっと大きめな音はびりびり歪むようになった。

    スピーカーって脆いんだと感心した。
    • by minet (45149) on 2014年02月11日 12時38分 (#2543508) 日記

      「ブラウン管時代に」と聞いて、ビデオ信号の「スーパーホワイト」を思い出しました。
      きらめきや逆光のような輝く光を演出するために、部分的に定格100%より強い出力をしてブラウン管を強く発光させる手法の事です。
      対応していないTVなら良くて単なる白つぶれ、ヘタしたら壊れるかもしれませんし、対応機種でも多用すればあっという間に焼き付いちゃいます。
      映画ソースのビデオ商品なんかでは全体的にスーパー気味に調整する作品もあったようですね。

      今回のVLCプレイヤーは、特にスーパーな信号を出力したのではなく、通常のAPIの範囲内で出力しているという事ですが。

      親コメント
      • by Anonymous Coward

        それはどうやっていたのでしょう?
        私の半可通な知識では、 NTSC の場合、信号レベルが強いところが黒くなって、弱いところが白くなったと思いましたが・・・
        調べても見つけられないので出典もかけません、偉い人に補完または修正お願いしたいです。

        • by Anonymous Coward on 2014年02月11日 14時40分 (#2543568)

          > 信号レベルが強いところが黒くなって、弱いところが白くなった
          それは放送電波に乗せるための変調の話ですね。
          ビデオデッキからのライン入力では白が正です。

          ですので、テレビ放送ではこの手法は使えません。
          パッケージ販売のための付加価値みたいなもんでしょうか。

          親コメント
        • by Anonymous Coward on 2014年02月11日 14時43分 (#2543572)

          ちょっとぐぐってみたけど [macdtv.com]

          規格上は、輝度のみでは115IREまで、色差信号も含めると133IREまで許されています。

          とあるから、正負はともかく信号としては普通に可能なんじゃない?

          親コメント
          • 映像信号をデジタル化する場合でも、8bit値(0~255)で、輝度は
            16=0IRE
            235=100IRE
            規格化 [marumo.ne.jp]されており、
            アナログベースで-7IREの「純黒よりも暗い色」や、109IREの「純白より明るい色」をデジタルデータとして表現できるようになっています。

            全画面109IREにするのは論外ですが、部分的に100IREを超えるのはごく普通の運用。

            #(機能よりも手軽さをアピールするような低価格系の)ビデオ編集ソフトによっては、PC由来素材との整合性を取るために、ビデオキャプチャした映像の16-235を、PC上の0-255にマップしているものもあって、そういうソフトで編集すると白や黒がクリップされた結果になったりしますが…

            音声についても同じで、通常、デジタル音声では-20dB~-12dBあたりを基準に取って、フルスケールには振らないようにします。16bit音声(-32768~+32767)で-12dB(1/4)なら、通常の音声信号は概ね14bit(-8192~+8192)に収まるレベルに調整する、ということです。

            そういうスケールでデジタル化することで、ピンポイント的に現れるレベルオーバーでも歪まないようにする、ということですので、±32767フルに使い続ける音声を出すのも論外。

            (こっちは規格化されてないので、基準は運用ごとにバラバラです…)

            親コメント
    • 若い頃って大音量に憧れるじゃないですか。
      ボリューム12時とか3時とか。

      ウーファーのノーズが飛んでいきました。

      親コメント
      • by Anonymous Coward

        映画 Back to the future の冒頭で巨大なウーファーの前でマーティがギターを弾くシーンを思い出しました。
        あれもスピーカのほうが弱くてってことですね。

    • by SteppingWind (2654) on 2014年02月11日 13時58分 (#2543550)

      そのころのスピーカだとしたら, おそらくはコーンエッジが劣化して破損したんだと思います.

      スピーカのコーン紙(紙じゃない場合も多いけど)とフレームの接合部分は必然的に変形を繰り返しますので, 長時間使っていると材料が疲労して破損します. こうなると破れた部分のエッジがフリーになって振幅が大きくなるのと, 破れたところがこすれあうことでビビリ音が出るようになります.

      大抵のスピーカの場合には, この時点で寿命となるのでスピーカユニットごと交換か, あるいは廃棄ということになるのですが, いいユニットで勿体無いというのであれば, エッジを貼り直して復活させるということも多く行われているようです.

      親コメント
    • by Anonymous Coward

      懐かしいです。

      大昔に使っていたブラウン管テレビの音量が、
      本体付属のスライド式無段階スイッチで、
      普段は 20〜30%くらいで使っていたんだけど、
      お客さんが知らずに 100% まで上げてすっごいバリバリ鳴ってました。

      100% が文字通りのフルパワーなのか、安全使用可能な最大値なのか、
      設計思想の差なんでしょうね。

      # 波動砲のエネルギー充填率が 120% なのは、多分後者で設計してるからだな。

      • by Jubilee (20038) on 2014年02月12日 22時38分 (#2544357)

        終わりの頃のスペースシャトルがメインエンジンを全開にすると出力109%になっていたのは、途中で設計変更があったからだそうで。初期型の100%出力でいろいろハードコードしてたみたい。

        デスラー砲は150%だったような気がしますが、設計者さば読みすぎ。

        --
        Jubilee
        親コメント
  • 機種を確認したら……Inspiron 3420, 3520, Vostro 2420,2520。
    こんな機種で大音量で鳴らす方がおかしいと思います。

    無理な使い方をしたら壊れるのが当然なのに、なんで問題になるんだろう?

    Inspiron に2~3W程度の小さなスピーカーしか付いていないのは、ビデオ通話しか想定していない為だと思われます。
    # Vostroはマニュアルが確認できなかったけど用途が、ほぼ同じなので同程度のスピーカでしょう。

    --
    notice : I ignore an anonymous contribution.
    • by Anonymous Coward on 2014年02月11日 13時40分 (#2543537)

      おかしい使い方は、できないようにしておくのが設計。
      たまたまVLCを使っていて、たまたま大音量の設定で、たまたま誰も音が聞こえないところへ
      放置せざるを得ない状況が重なったとき、あとで回収して使おうとしたらスピーカーが壊れていた。

      どれも保証の範囲内の使い方なのに、条件が重なっただけで壊れるスピーカーを積んでるPCって、
      「やっぱダメメーカーのはだめだわ」となるのが普通の感想。
      「こんな機種でそんな状況に追い込んだお前が悪い」って言うと中途半端な技術オタのたわごとにしか
      聞こえない。

      親コメント
      • by Anonymous Coward

        コンシューマ製品は部品の限界まで使ったときにさえも何の問題もなく使えると保証するまでは設計しない
        より高級な高い部品を使えば耐久性はあげられるが値段に影響する
        業務用のは違って平均的な使い方から想定して価格を取るように設計するんだよ
        今回は採用したスピーカーの強度が利用状況より弱かったということでしょうね
        補償しないのはまずいとは思うが

        >中途半端な技術オタのたわごと
        まさに自己紹介乙となるのが普通の感想(笑

        • by Anonymous Coward

          タレコミぐらい読め、BIOSで対処しているだろう。

        • by Anonymous Coward

          >コンシューマ製品は部品の限界まで使ったときにさえも何の問題もなく使えると保証するまでは設計しない

          今回は、その(低い値に合わせた)設計ができていないので問題なのだが。
          君の言っているのは設計じゃなく部品スペック。

    • by Anonymous Coward on 2014年02月11日 12時44分 (#2543512)

      > 無理な使い方をしたら壊れる
      標準APIを使って鳴らすことが無理な使い方と言われても…

      まあ、オーディオ機器だと普通に接続先を壊しかねない出力ができるようになっていて、なおかつ
      「音量は控えめに。歪むような音量では破損うんぬん」と注意書きがありますね。
      で、このDELLのPCはそういう注意が無かったのかなあ。
      まあ改めて注意を喚起したって事は、無いか、まず目につかないレベルの記載だったんだろうね。

      親コメント
      • by Anonymous Coward

        本当に標準APIなのかな?
        だとしたらVLCに限らず他のソフトでも故障しそうなもんだけどね
        ハードを考慮してソフト側で上限つけました、
        ってプログラミングは数多あるソフトでも少ない気がするし

        まぁノート内蔵のちゃちなスピーカで無理するぐらいなら
        外部スピーカやヘッドフォン使うだろうけど

        • by Anonymous Coward on 2014年02月11日 16時42分 (#2543628)

          そもそもこの話は、
          VLCがDELLのラップトップのスピーカーを壊す。ではなくて。
          DELLはVLCがインストールされているPCでスピーカーが故障した場合、故障理由によらずサポートを拒否る。と言う話。

          VLCの設定次第でスピーカーが壊れることを、少なくともDELLが把握しているというだけで、
          他のソフトでも壊れるし、DELLが把握していればVLCがインストールされていなくてもサポートも拒否られるだろう。

          件のPCのサウンドカードの最大出力は10W、スピーカーの許容電力が6Wなのだとさ、

          親コメント
    • by Anonymous Coward

      >保証期間中であっても無償修理を拒否されることもあるようだ。
      だから、じゃないですか?

      • by Anonymous Coward

        うわっ、MS Windows 付属の Windows Media Player 専用のアンプとスピーカーセット付ノートPC。
        想定外だから補償しないって。

      • by Anonymous Coward

        使用背景によるだろうなあ。壊れるつもりで壊したなら拒否もするでしょ。
        ユーザー不備による保証対象外は保証規定もあるだろうし。

    • by Anonymous Coward

      それでも設計がよろしくない。
      サウンドチップからの定格出力に耐えられないスピーカーを繋いでいたのですよね。

    • by Anonymous Coward

      そんな使い方って…通常の使い方なんですけど

      • by Anonymous Coward

        音が歪むほどの大音量を長時間流し続けるのを
        「通常の使い方」って主張するのはちょっと無理があるね。

        • by Anonymous Coward

          ホームパーティでBGMを流すのに使うとか、自宅のプールサイドに置いて音楽流すとか彼の国にだったらありそうな。

        • by Anonymous Coward

          小音量でも歪まないきれいな音なんか出ないよ。「音が歪む」の意味次第だろうけど。

      • by Anonymous Coward
        一般市民が使う製品である以上、付いているボタンやメモリをどんなふうに操作しても壊れないよう作るべきだ、
        という思想も分からなくはないけど、コストが高く付くし不便なので自分としては賛成しかねる。

        異音がするとかファンが壊れそうな勢いで回っているとか音質が悪化してるとか、
        そういうのは機械に無理をさせている証拠なので、ユーザが使い方を改めるべき。

        絶対にそうならないような安全設計はマージンが大きすぎて、いざというときにも限界まで回せなくてもったいない。
        スピーカーやらイヤホンやらだと、音量が小さすぎるソースを再生するときに、
        もうちょっと音量を上げたいというようなもどかしい事例が良く起こる。

        # で、音量を下げ忘れてて後でびっくりする
  • Dellのスピーカーは弱い存在だ、でも信じようよ、信じて再生してみよう

    • by Anonymous Coward

      Dellなのに大音量出ないなんて

      • by Anonymous Coward

        「ま、いけるでしょ」くらいの気持ちだったのでは。

      • by Anonymous Coward

        dullなスピーカーでしたってか

        • by Anonymous Coward

          どうも、doll者です。呼んだ?

  • by Anonymous Coward on 2014年02月11日 11時48分 (#2543485)

    table要素を大量にネストさせると、Netscape4やらIEやらはフリーズしてたわけだけど
    ブラウザ開発者は「そんなHTMLを書くのが悪い」なんて言わずに対応したんだよね。
    まあ、Netscapeはソースを捨ててMozillaになってゼロから書き直しちゃったけど。
    Netscape6のデモの時に「こんな大量なtableネストでも動くよ! [mozilla.org]」とアピールしたくらい。

    ハードウェアも、やっぱしそんな意気込みで対応してくれたりすんのかね?
    「そんな出力するのが悪い」なんて言わずに。
    ってか、まあ、既存のモノは既に色々と工夫を凝らせ済みなんだろうけど。

  • by Anonymous Coward on 2014年02月11日 11時50分 (#2543487)

    20Hzから20kHzまで、最大振幅でスウィープするWAVファイルを
    aplayとかで再生すれば確認できますね。

  • by Anonymous Coward on 2014年02月11日 13時21分 (#2543528)

    サウンドボードの問題のように思われるけど。
    どこのサウンドボードだよ!

typodupeerror

私はプログラマです。1040 formに私の職業としてそう書いています -- Ken Thompson

読み込み中...