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古いマシンやソフトで執筆活動を行うメリットとは 126

ストーリー by hylom
マシンパワーは増えているはずなのにできることはあまり変わらない 部門より
danceman 曰く、

米国の人気テレビドラマシリーズ「ゲーム・オブ・スローンズ」の原作「氷と炎の歌」の著者であるジョージ・R・R・マーティン氏は、MS-DOSマシンや80年代中頃に登場したワープロソフト「WordStar 4.0」を使用して執筆していることをインタビューで明らかにした(slashdotRolling Stone記事)。

氏はこのDOSマシンを「秘密兵器」と称しており、インターネットに接続していないためウィルスに感染する心配がないとのこと。メールやWeb検索、税金処理などは別のコンピューターで行っているのだそうだ。

また、WordStar 4.0には必要な機能がすべて揃っており、余計なことをしない点がお気に入りのようだ。たとえば最近のワープロによくある「小文字を大文字に自動変換する機能」について氏は「シフトキーの使い方くらい知っている」と述べている。「Stannis Baratheon」や「Daenerys Targaryon」といった名前を頻繁にタイプするため、スペルチェックや自動修正機能はかえって邪魔だという。

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  • by Anonymous Coward on 2014年05月16日 19時22分 (#2602305)

    故に数年前まではPC-286Book+8MBSRAM(RAMDISK用)にp1ノート+直子の代筆+プランナートムなんて構成を使ってました。
    元々軽いp1.exeの機能限定ノート版を全部SRAM上に載せると、早い速い。速度的には申し分なし。
    PC286Bookはキーのサイズもストロークも有りましたし、白黒液晶は文字を読むには読み易かった。
    データを持ち出すのにはテキストにして2DDで変換すれば最近のPCでも読める。

    ただ、カレンダの電池が死んだり、SRAMのバックアップ電池がしんだり、FDDが読み辛くなったり、手持ちのフロッピーが減ったり、
    自宅のPC-PR201が死んだり、ソフトのインストールディスクが読めなくなったりした結果、お亡くなり認定に。

    • by Anonymous Coward
      デービーソフト…何もかもなつかしい
  • by iwakuralain (33086) on 2014年05月16日 19時55分 (#2602332)

    これに尽きる

  • >氏が「秘密兵器」と称するDOSマシンであるが、インターネットに接続していないためコンピューター・ウィルスに感染する心配がないとのこと。

    インターネットにつなげて使っていなかったDOSマシンがウイルスにやられたこともあったっけと思い出した。
    1990/12/25朝、会社に出てDOSマシン立ち上げると画面右手から「Marry X'mas」のメッセージとアスキーアートのサンタさん登場。
    感染源はパソ通経由で落としてFloppy Diskから入れたPDF(フリーソフト)。
    なんとか別のDOSマシンを使ってパソ通経由でワクチンソフトをもらって駆除完了したのはお昼前だったっけ。

    >また、Stannis BaratheonやDaenerys Targaryonといった名前を頻繁にタイプするため、スペルチェックのミススペル自動修正機能があるとかえって邪魔なのだそうだ。

    こういうのって固有名詞とか業界用語とか入ってると毎回チェックがうざいんだろうね。
    英語圏だと日本語変換とかしなくていいのもうらやましい。
    日本でもワープロ専用機とかポメラみたいなので書いてる人はいるんだろうなぁ。

    • 日本だとFEPが問題なんですよね。DOSのATOKとかだと辞書がしょぼいとか使いづらいところがあると思うんですけど、英語だとキーボードからそのまま入れて終わるじゃないですか。

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      • by Anonymous Coward on 2014年05月17日 11時39分 (#2602626)

        ここが良いと思うので、ここにつけます。

        私は古い物ではなく、(回路規模的に)小さいものを作りたいと思って試行錯誤しています。
        今の所組込み用の486ぐらいのCPUと、2〜3MBのメモリをターゲットにしています。

        最新版のIMEでも、例えば、SKKのように文法知識をソフトウエアが持たないものであれば、
        フットプリントが小さくなるはずと考え、使っていますが、
        SKKのL辞書を使おうとすると、メモリに乗りきらないか、
        もしくは、現在開発中のボードでは辞書のロード時間が問題になります。
        (MあるいはMLでもいいのですが、フルスペックのPC全く同じ入力方式が使えるのが目標です。)

        そこで、今、目をつけているのが、t-codeなどの漢直系列です。
        最新の知見を使った配列を使ってもフットプリントは極めて小さくできると思います。

        古い機械で、今用意できる最新の環境というのがいいですよ。

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      • by Anonymous Coward

        不快感を与える用語が使えないATOK [justsystems.com]では執筆できないね。
        きっとビジネス文書やお詫びを書くためのものなんだろう。

      • by Anonymous Coward

        日本だとFEP以前に、文字コード数(JIS第n水準とか)の問題が先では。

    • 日本の場合,もっと原始的に「原稿用紙」というものがありまして…

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      • 原稿用紙をもらった編集さんがPCにテキスト入力してんでしょうね。

        英語圏でタイプライターってもう使ってないのかな。
        学生の頃に英語の論文出す時につかったことあるけど指めっちゃ疲れた、打ち直しは多少できるけどめんどくさいし。

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        • by ma_kon2 (9679) on 2014年05月15日 15時15分 (#2601497) 日記

          電子タイプはまだamazon,com探すとあるみたいなので,需要はあるんじゃないですかね。

          自分もそうだったけど,この手の創作活動って,
          如何に物語構造を創り出すか,ってとこがキモで,
          ネットなどの外部から遮断できるかどうかに掛かってると思う。
          よほど意志の強い人じゃなければ,スタンドアロンのPCとかは強い味方かな,と。
          細かい設定とか整合性って,その作業の後に確認すればよいわけだし…
          twitterとかやりながら創作活動できる人はうらやましい限りです。

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          • by numa (4467) on 2014年05月16日 20時43分 (#2602371) ホームページ 日記

            電子タイプはまだamazon,com探すとあるみたいなので,需要はあるんじゃないですかね。

            タイプライターで打ちたい紙というのもあるのです。 たとえば、アメリカの入国手続きに使う書類に、名前・生年月日・滞在先などを書くのがあるでしょう。 ああいうのはタイプしたほうが速い。 実際、タイプ打ちに便利なようにできている。 文字ピッチは1/10インチ、改行ピッチは1/6インチとか。

            こんなこと、いまどきのプリンターじゃ絶対にできないもんね。

            親コメント
          • >twitterとかやりながら創作活動できる人はうらやましい限りです。

            それができる人は、その辺に流れてる会話からネタ拾って纏めながら書くスタイルだったりして。

            書き物しながらちょっとネットで調べたりとかすると、そこからどんどんわき道にそれていったりしそうですね。

            親コメント
          • by nim (10479) on 2014年05月18日 10時28分 (#2603003)

            >twitterとかやりながら創作活動できる人はうらやましい限りです。

            ニンジャスレイヤーおもしろそうですよね。

            親コメント
        • by Anonymous Coward

          政府公式文書はタイプライターで打ってるイメージを勝手に持っています

          #イメージですよイメージ
          #だってかっこいいじゃないですか

    • 元記事の作家さんに、そうしろ、というわけではないですが...

      >また、Stannis BaratheonやDaenerys Targaryonといった名前を頻繁にタイプするため、スペルチェックのミススペル自動修正機能があるとかえって邪魔なのだそうだ。

      こういうのって固有名詞とか業界用語とか入ってると毎回チェックがうざいんだろうね。

      むしろ、こういうのを最初に辞書登録させることで、以降のオートコンプリートやスペルミスチェックができるのがワードプロセッサだと思うのですが、なんでそういう方向にならないんだろう。(というか英語のほうが、そういうのの恩恵が昔からあって、親しんでると思ったんだが)

      なお、DOSであれなんであれ、自分の身の丈に合ったツールで十分、というのはわかります。
      # と、「身にあってない」と思うのは自由だが、そこで勘違いと取り違えがあったら説明が今一説得力を持たなくなると思うんだよねぇ...

      余談:
      あと、長い単語とかはIME側ではなく、こういうワードプロセッサ側のツールアシストで解決だしねアルファベット圏
      で、スマフォとかは入力が厳しいので、入力(≒IME)でもフォローするのがけっこうあるね。

      --
      M-FalconSky (暑いか寒い)
      親コメント
      • by Anonymous Coward on 2014年05月16日 23時03分 (#2602466)

        オートコンプリートなんかの視認して適用する操作って、イメージを途切れさせちゃうんですよね。
        特に日本語では漢字変換やかな確定の作業が必要で、そこが煩わしいというかもどかしいく感じることが多いです。
        イメージを言葉に置き換える作業では、できるだけイメージと言葉との変換だけに脳みそを使いたい。

        なので手書きすることも結構多いです。
        とにかくイメージを書き留めること優先なので誤字も脱字も多いのですが、そんなものはいくらでも校正が効くので。
        とにかくなめらかな出力がしたい状況ってのはわりとあると思います。

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      • by kohzoh (34869) on 2014年05月17日 0時31分 (#2602509) 日記

        仕事では、内輪の略称→正式な名称を手動コンプリート(emacs の abbrev)でやるようにして、日本語変換とは分けてます。
        辞書に登録すると、ふつうの文章を打っているときに略称と一致する部分があると不意打ちを食らうので、 C-x a e で意識的に変換。
        だけど最近 canna から anthy に換えたせいで C-p 相当の機能をどうすればいいのかわからず若干もやもや。

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      • by Anonymous Coward on 2014年05月16日 21時05分 (#2602390)

        > 以降のオートコンプリートやスペルミスチェックができるのがワードプロセッサだと思うのですが、

        入力時に訂正されるのを喜ぶのはタイピングが下手な奴なんだ。

        タイピングの精度や速度が上がると入力時にやられんのはうざい。

        やるんだったら後から一括で確認しながらやりたい。

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    • PDSのtypoか、それともPDFという名前のなんかするアプリがあったのでしょうか。

      親コメント
  • その昔、WordStar 6.0を使っていました。DOS版の最後期くらいの。プログラムがオーバーレイとか使っていたなあ。文書ファイルのサイズは128の倍数だった(と思う。CP/Mの尻尾がある思った記憶があるので)。多種多様のディスプレイとプリンターに対応していたり、今から思うと隔世の感があります。

    おかげで、viとEmacsとWordStarの全てのキーバインディングを覚えてしまった。自慢にもならないけど。

    文章の原稿を書くだけなら、あれで十分なんですよ。Microsoft Wordなんていらない。同じSF作家のRobert J. Sawyer [sfwriter.com]もそう言っています [sfwriter.com]。WindowsのDOS互換BOXならまだ動くんじゃないかな。

  • サイバーパンクのアイデアの主なもの全部入りでサイバーパンクのアルファでありオメガである『マイクロチップの魔術師』(日本語訳は新潮文庫)をヒースキットH11コンピュータ(LSI化されたPDP-11互換機のキット)上のTECOでもって著したそうだけれど出版された81年あるいは執筆中のそれ以前であってもCP/M上のWordPerfectやApple][上のAppleWriterが存在した訳で一体なんの罰ゲームかと。
    H11 [wikipedia.org]は8bit機ばかりだった時代に16bit機だったのは画期的だけれど主記憶が32kBしか無く当然TECOマクロが動く筈もなくて素の状態のラインエディタだった訳で…。
    間違いを修正するには紙を戻して取り消し線を打つか丸ごと打ち直すしか無いタイプライタよりはマシかも知れないけれど。

    # ジョージ・R・R・マーティンはオレ的には『サンドキングズ』『タフの方舟』『ワイルドカードシリーズ』に代表されるSF作家なんだけどな。 # ワイルドカードは黒丸尚氏が亡くなったから続きが翻訳されないのがなんとも悔しい。
  • by Anonymous Coward on 2014年05月16日 20時03分 (#2602339)

    >「シフトキーの使い方くらい知っている」
    スペルチェックを無効にできることを知れば良いのでは。

  • いやむしろもっと言え?

  • 実際は機能でなく、そういう感覚的な理由で使ってるんじゃないかしら

  • この時代のマシンだと、どうやって現行を渡しているんですかね。

    1. 印刷して渡す。
    2. フロッピーディスクで。
    3. 232Cとかのターミナル転送(別マシンを経由してネットへ)
    4. LanManegerでファイル転送(別マシンを経由してネットへ)

    5. DOS用USBストレージドライバ(実在してました)で、USBメモリ渡し。

    私が思い付くのは上記ぐらいですが、どうなんでしょう。

  • by Anonymous Coward on 2014年05月15日 11時00分 (#2601266)

    Wordstarと言えばダイヤモンドカーソル。

    Windowsのキーボードショートカットとの兼ね合いで
    忘れ去られたけど、日本でも当時は
    文書を書くのに、カーソルキーなんかいらないとばかりに
    Vz他、多くのテキストエディタでダイヤモンドカーソルが活用されていた。

    カーソルキーなんか消しゴムを床に落としたくらいに遠すぎる。

    #しょうがないので、日和ってトラックポイント依存症

    • 私はWordMasterでエディタなるものを知ったもので、それ以来、今もダイヤモンドカーソルです。
      エディタはMIFES、ワープロは一太郎、開発環境はEmbacadero RAD Studio(旧ボーランド)
      どれもDOS時代はダイヤモンドカーソルが標準機能で、Windowsへの移行でWindows標準なキー割り当てがデフォルトになりましたが、今も設定で簡単にダイヤモンドカーソルに切り替えられます。

      VisualStudio も今ではキーカスタマイズができるようになりましたが、ダイヤモンドカーソルのプリセットがないので、設定が面倒なのであきらめて素のキーバインドで使ってます。

      ダイヤモンドカーソルは、上下左右だけでなく、Ctrl+R=PageUp、Ctrl+C=PageDownなど、カーソル移動系のキーがその周りに集中しており、左手一本でカーソル操作がだいたい完結してるので、ビューアーとしての操作時には気楽でいいんですよね。

      lessとかvi系は、カーソル移動だけなら右手一本でできるけど、ちょっと大きめのカーソル移動をしたくなったら両手が必要になるのがちょっとマイナス。
      Emacs系はそういう場合でも両手をキーボードに置かなきゃいけないので面倒すぎ。

      親コメント
    • by Anonymous Coward

      > カーソルキーなんか消しゴムを床に落としたくらいに遠すぎる。

      そんなあなたにEnthumble [enthumble.com]。
      私も愛用しています。

      • > そんなあなたにEnthumble。

        おお、これは便利そう…とちょっと思ったのですが、「HJKL Mode/vi like」や「FBNP Mode/emacs like」があって、「WAD Mode/FPS like」なんてものまであるくせに、ダイヤモンドカーソルが無いとは何なんですかもう…orz

        親コメント
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アレゲはアレゲ以上のなにものでもなさげ -- アレゲ研究家

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