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変なモノ

総務省、「変な人」を6月から公募 75

ストーリー by headless
公募 部門より
総務省は、ICT技術課題に挑戦する個人を対象とした「独創的な人向け特別枠(仮称)」の公募を6月に開始する予定だ。この事業の通称は「変な人」らしい(事業概要: PDFITmediaニュースの記事ねとらぼの記事)。

「世界的に予測のつかないICT分野において、破壊的な地球規模の価値創造を生み出すために、大いなる可能性がある奇想天外でアンビシャスなICT技術課題に挑戦する人を支援。閉塞感を打破し、異色多様性を拓く」としており、対象者は義務教育修了者で大いなる可能性のあるICT課題に挑戦する個人。研究費は上限300万円となっているが、所属機関にも間接経費が別途支給される。期間は1年間で繰り返しの応募も可能。「ゴールへの道筋が明確になる価値ある失敗を奨励」とのことだ。

総務省では、事業の本年度実施に向け、業務実施機関の公募も6月10日まで受け付けている(報道資料)。
この議論は賞味期限が切れたので、アーカイブ化されています。 新たにコメントを付けることはできません。
  • 「変な人」という名称は誤解を招く気がしますが、2頁しかないPDFを見るに、狙っているところは至極真っ当に思えます。
    失敗も糧とする姿勢は良いですね。

    ただ、単年というのがちょっとひっかかります(公的予算という意味では理解可能ですが、目的に対して性急すぎる気がします)。
    応募する提案がよっぽど見えていないと、アクションプランを立てる -> ちょっとやる -> まとめに入る というあまり面白くない結果を招くかも。
    それと、年間 300万 + 間接経費というのも、研究員に与える予算にしては不安を感じるラインですし(生活費は別ソースから得る必要がある)。まとめを考えると、チームであたらざるを得ない気が。

    とか考えると、やっぱりピンで変な人ではなく、どこかに(安定しているところに)所属している「実績がある」「変な人」がターゲットなんですかね。
    # 「所属機関には」とありますし。

    お役所から脱却しようとしているけど、従来とそんなに変わらない印象。
    • by Anonymous Coward

      「所属機関」が必要、なのでポスドクをクビになるような強烈に変な人は門前払い、ってことですね~。変なの~。

  • by alchemy (20366) on 2014年05月24日 13時44分 (#2607999) 日記
    募集中なわけですか。そうですか。
  • by minet (45149) on 2014年05月24日 14時03分 (#2608010) 日記

    世界的に予測のつかないICT分野において、破壊的な地球規模の価値創造を生み出すために、大いなる可能性がある奇想天外でアンビシャスなICT技術課題に挑戦する人を支援。閉塞感を打破し、異色多様性を拓く

    これは「敵を知り、己を知れば…」とは真逆の態度だな。
    行動すべき時なのは同感だが、だからってヤケを起こすなと言いたい。
    相手を理解できない時に、「自分にとって同じぐらいワケわからないモノ」を持ってくれば対処できるんじゃないかと考えるのは勘違い、というかただの錯覚だ。

    • by Anonymous Coward

      これはすでに目を付けたアレな人を登用するために、なんとか理由をつくりあげたように見えないこともない。

    • by Anonymous Coward

      と言うより、

      行政や教育の分野で上手く行くやり方が、
      ソフトやバイオの様に、アウトセーフが、
      後から検証できてしまう分野ではうまく
      行かず、それどころか、新大陸に広がった
      病原菌のごとく問題を起こす(必ず起こす)

      というだけかも。

    • by Anonymous Coward

      そもそも、これを作った総務省の人はクリステンセンを読んでいるとは思えませんね。
      disruptiveとは・予測不能、・非ハイエンド、・非・技術オリエンティッドな要素を多く持つものがしばしば一気にシェアを塗り替えるメカニズムを描写する言葉です。
      en:wikipediaの「Disruptive innovation」に掲載されている図「How low-end disruption occurs over time.」がその説明に最も使われます。
      なんかPDF中にジョブズの言葉が引用されていますが、これは継続的イノベーションの概念で、破壊的イノベーションとは全く別物です。
      継続的・破壊的どちらにおいても、発想や技術の斬新性などへの注目と言ったものはほとんど出てきません。
      イノベーションを語るにあたって、クリステンセンを読まないのはモグリであり、プロとしてはあり得ません。
      総務省が昔からこんなんでは無かったと思いますが、組織としての質の劣化を感じます。

  • Winnyの (スコア:3, 興味深い)

    by Artane. (1042) on 2014年05月24日 20時22分 (#2608170) ホームページ 日記

    故・金子勇先生のような人こそふさわしいポジションだろうに…
    と言うか、果たして彼レベルのような、既得利権を無視しまくるような破壊的イノベーションをやろうとする人が応募した場合、果たして採用されるんですかね?

  • また予測のつかないところから出てきたなあ

  • 誰が審査するの? (スコア:2, すばらしい洞察)

    by Anonymous Coward on 2014年05月24日 13時29分 (#2607990)

    審査する人が凡人だと大して変な人は選ばれないか、変なだけで特に能力が無かったりしそう。

  • by iwakuralain (33086) on 2014年05月24日 22時21分 (#2608206)

    自分で変人と自覚した時点で変人ではなくなる

  • こういう真っ当な人材募集に応募しないから変な人なのであって‥‥

  • PDF より

    世界的に予測のつかないICT分野において、破壊的な地球規模の価値創造を生み出すために、大いなる可能性がある奇想天外でアンビシャスなICT技術課題に挑戦する人を支援。閉塞感を打破し、異色多様性を拓く。

    だから周りから「変な人」扱いされているだけのアレゲではダメで、大いなる可能性がある奇想天外で野心的なアイデアに挑戦するなんてハードル高杉。

    --
    モデレータは基本役立たずなの気にしてないよ
  • by Anonymous Coward on 2014年05月24日 14時58分 (#2608026)

    一般が理解でできない所に天才がいるのだろうと思うのだが
    既にそれを判断する事は不可能に思える。

    ただ使えない奴だけは判別は出来るだろから
    消去法で削って行くのだろう

  • by Anonymous Coward on 2014年05月24日 15時13分 (#2608034)

    まず何とかすべきなのは、こういう場合の「事務局病」です。

    土建関係なら、事務屋と現業屋は並び立つ存在になり得ますが、
    IT(ICT)関連だと、双方の近さと責任範囲の不明瞭さで、圧倒的に
    事務屋が得します。

    事務局を作らない(みんなが現業を負担する)姿勢こそ閉塞感打破
    の第一歩だと思います。

    • by Anonymous Coward

      最初に変な人の目星付けといて、その人を選考してくれる「専門家」を審査委員として選任する。
      事務局としては「専門家の方々が選出した」ということで周囲を納得させる。

      事務局は委員のスケジュール調整だけでも結構大変なんよ。
      偉い人であればあるほど別件で欠席(例えば内閣の○○に急に呼び出された、、とか)される可能性高くなる。
      審査会や審議会が急遽ただの意見交換会になると、審議がいつまでたっても進まなくなる。
      かといって内閣や各省庁にお呼びのかかることの少ない人だと「専門家??」となるし。

      • by Anonymous Coward

        IT(ICT)分野の審議会(?)の分野ならそうでしょうけど、

        IT(ICT)分野だと、事務局が圧倒的に得になり(なんらかのすくみも出来ない程、圧倒的に)
        事務局の出来ている現場で、後から入ってくる人は事務局を目指さない限り生存すら許されない
        状態になり、
        だれも現業をしなくなる(したくても出来なくなる)閉塞感を打破するには、事務局を作らせない
        姿勢が第一歩だという話でしたが。

  • by Anonymous Coward on 2014年05月25日 1時03分 (#2608249)
    ・アイデアはあるけど実現できる技術力のない個人
    ・技術力はあるけどアイデアのない企業

    イノベーションが欲しいなら、この二つを結びつければいい

    公募のビジネスアイデアコンテスト開いて、優秀者には資金と協力企業の紹介みたいなことをした方が現実的ではないかな

    これは結局

    ・自社の資金を投じてまではやりたくない程度のアイデアしか持っていない企業

    を支援するだけ

    結局バラマキして終わりという未来しか見えない
  • by Anonymous Coward on 2014年05月24日 13時42分 (#2607997)

    イッパイいるじゃないw

  • by Anonymous Coward on 2014年05月24日 15時02分 (#2608028)

    川村万梨阿をスカウトに行くんだ

  • by Anonymous Coward on 2014年05月24日 15時20分 (#2608038)

    変な人であることなら人後に落ちないが。
    雇ってくれるだろうか。

  • by Anonymous Coward on 2014年05月24日 15時28分 (#2608041)

    未踏ソフトウェア スーパークリエーター事業の続きでしょ?

  • by Anonymous Coward on 2014年05月24日 15時47分 (#2608049)

    「ゴールへの道筋が明確になる価値ある失敗」
    そんなことができるのは、総務省に後押しされなくても才能のある人です

  • by Anonymous Coward on 2014年05月24日 18時21分 (#2608109)

    「奇想天外でアンビシャスな」とか、
    「閉塞感を打破し、異色多様性を拓く」とか、大風呂敷を広げているわりに、
    300万じゃあ、いくらなんでも安すぎだ。

    たいしたことできね~。
    開発に専念するための人件費すら出ね~。

    私の会社の若手向けドリームテーマでも一口1千万だよ。

  • by Anonymous Coward on 2014年05月24日 18時36分 (#2608119)

    「変な人」は、大学や研究所などに囲われた、なにやってんだかよくわからない、パッと見役立たずな食客のなかから、なんかのタイミングでひょいっと出てくるもんじゃないのかな。
    いくら金が足りないからと言って、スケジュール通りに人工変人を作れるのだろうか。

    #人工的に「変な人」を作り出す研究に予算は付くだろうか。

    • #人工的に「変な人」を作り出す研究に予算は付くだろうか。

      ここで期待されている「変な人」って、素数みないな存在なんだろうなぁ。
      他とは相容れない存在で、大きな体系を作る基礎となっているはずだが、
      機械的につくりだすことはできない。無限に存在することはわかっており、その分布については予測があるが、厳密な分布はわからない。続けて現れることもあれば、しばらく出現しなかったりする。

      親コメント
    • by Anonymous Coward

      大学や研究所などに囲われてる変な人の大多数は「ただの変な人」だよ

      • by Anonymous Coward

        「ただの変な人」と「変な人に見えるけど実はすごい人」は凡人には見分けにくいから、まとめて囲っとくんじゃないの?

  • by Anonymous Coward on 2014年05月24日 18時47分 (#2608123)

    理研にはあんな常識離れしたエンターテイナーを発掘して国民の娯楽に貢献した
    変な人を見抜いてうまく世に出せるのではないかな

  • by Anonymous Coward on 2014年05月24日 18時52分 (#2608126)

    変態な人を募集とは・・・

  • by Anonymous Coward on 2014年05月25日 1時15分 (#2608251)

    PDFつこうた

  • by Anonymous Coward on 2014年05月25日 3時46分 (#2608273)

    凡人からすれば天才はたいてい変人だし

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