Wikipeda管理者による記事内容の操作、学生15,000人の人生が台無しになった可能性も 54
ストーリー by headless
偽物 部門より
偽物 部門より
本家/.「Wikipedia Admin's Manipulation "Messed Up Perhaps 15,000 Students' Lives"」より
2月にWikipediaの最高裁判所として機能するArbCom (Arbitration Committee)が、ある管理者アカウントに対して編集禁止などの処分を決定した。このアカウントのユーザーは、数年にわたってインドの偽ビジネススクールに関するWikipedia記事から批判を削除し、賞賛を追加するなどの操作を行い、重要な広告戦略の一つとして学校が利用できるようにしていたという。学校の約束と広告を信じ、家族は多額の学費を払って息子や娘を学校に通わせたが、子供たちは無価値な学位を得たことに気付く結果となった。インドのジャーナリストのコメントによれば、長期間にわたり記事が掲載されていたことから、Wikipediaは15,000人の学生の人生を台無しにした可能性もあるとのこと。インドは数千万人のインターネットユーザーに対し、Wikipediaへの無料アクセス「Wikipedia Zero」が提供されている国の一つだが、他のWebサイトにアクセスするためのデータ通信料金を支払えない人も多く、実質的にWikipediaが人々の「インターネット」になっているとの意見もある。
このビジネススクールはIndian Institute of Planning and Management(IIPM)という名称で、18の分校で数万人の学生が学んでいると宣伝。MBA取得を約束し、欧米の大学とも提携しているなどとして勧誘していたという。しかしデリー高等裁判所は昨年9月、IIPMの約束は誤解を招くものであり、いかなる学位を授与することも認められていないとの判決(PDF)を出しているとのことだ。
辞典を信じて送り出した息子が(略) (スコア:5, すばらしい洞察)
Wikipediaは広告でもなければ意思決定の場でもない [wikipedia.org] (英語版) [wikipedia.org]はずなんだが。
Wikipediaを広告代理店か何かと思った件の管理人がなぜ早々に処分されなかったのかも気になるし、
インドの学生らが妄信的にWikipediaでしか判断していないのも気になるし、
なんというか「うそはうそであると見抜ける人でないとインターネットを使うのは難しい」ってしか言いようがないね。
カネが絡むネットは詐欺師の化かし合いの場であると、インドほどの国でも気づかなかったのか。
Re:辞典を信じて送り出した息子が(略) (スコア:3, すばらしい洞察)
裏を返せば、Wikipediaは広告としても使えるし、意思決定の場ともなりうるから禁止しているのかと
Re:辞典を信じて送り出した息子が(略) (スコア:1)
この件の投稿をしていた人は、別に広告代理店と勘違いしていたわけではないのでは?
ウィキペディアの性格をすべて承知の上で、自分たちの意図をうまく隠蔽すれば、
宣伝・工作活動に使えると思ったから、活動していたように思えます。
出典を付けずにいい加減なことをガンガン書くとか、他人の罵倒をするとか、自説に固執した編集を強行するとか、
そういう分かりやすい相手なら、すぐ管理者がやってきて対処してくれるのですけど、
一見まともに見える文献を山のように出典に付けながら、その実自分たちの意図する方向に捻じ曲げて書く、
ということをやられると、それを突き止めて問題があることを明らかにし、管理者の対処を仰ぐというのは、
並大抵のことではなくなると思います。
Re:辞典を信じて送り出した息子が(略) (スコア:1)
そうそう、露骨な誘導は無理だけど、ルール内でも自分の主張に有利なように記事を書くことは別に難しくないからねぇ。
例えば、「主張は書かないけど、それを示唆する事実やデータを列挙する」「主張のバックボーンとなるような関連記事を整備する」というのは、単独でみるとむしろ推奨される良い編集ではあるのですが、読み手は結果的に特定の見解に誘導されることになりがちです。
(誘導を意図しなくても、出典を示して自分の好きなものだけを書く、という編集がされた結果、記事がこの状態になることも多々ありますが。)
論争になってる記事とか、人の目が多い分野なら違う意見も書かれて中立化されますが、過疎な分野でこういうルールに則った意図のある編集をされると、正直対処は難しいでしょう。
# 逆に、ウヨサヨ問わず政治分野とかで無理やり自説をねじ込む編集を見ると、本当に頭悪いなと思う(汗
# 周囲から浮いた露骨な文章を入れたところで、読み手がそれに感化されるわけがないのに…。
Re: (スコア:0, 興味深い)
マスメディアに報道されていない事実よりも、TVのワイドショーや出版物となっているトンデモ本の方が重用されるというWikipediaの方針の根本的欠陥もありますね。
Re: (スコア:0)
それが欠陥になるのは見た人が鵜呑みにするからなんだよねー
wikipediaって、理屈的には「ソースはこちら!」の集まりでしかないんだから
ソース確認して判断しろってだけの話
Re:辞典を信じて送り出した息子が(略) (スコア:1)
容易に確認できるソースばかりじゃない時点でその理屈は破綻していますね。
トンデモ本やワイドショー映像なんて、よほど特筆されるほど流行ったものでなければ、いつまでも世間に残ってるものじゃなし。
ψアレゲな事を真面目にやることこそアレゲだと思う。
Re: (スコア:0)
確認できないなら信じなければいいでしょ
ソースが確認できないけど信じる!ってのはやっぱり見る側の迂闊でしかないし
「ソースはこちら!」の集まりですよって謡ってるんだから
内容が真実だって思い込むのも見る側の間抜けよ
Re:辞典を信じて送り出した息子が(略) (スコア:1)
信じるとか信じないとかいう以前の問題だってことが理解できないようで。
ψアレゲな事を真面目にやることこそアレゲだと思う。
Re: (スコア:0)
はいはい、システムのせいシステムのせい
包丁による殺人は包丁のせいだしね
Re:辞典を信じて送り出した息子が(略) (スコア:1)
ついでにいえば、wikipediaを鵜呑みにするかしないかに関係なく、
ソースさえあればデタラメ書いてもokってのはシステムの欠陥でしょう。
ψアレゲな事を真面目にやることこそアレゲだと思う。
Re: (スコア:0)
それはwikipedia固有の問題ではなく現在のメディア全般にある社会システムの問題でしょう。
全てのメディアの内容をチェックし修正できる検閲システムを導入すればかいけつですぅー
Re: (スコア:0)
明確な悪意はまだわかりやすいですが。
善意から、あるいはそう装った労力を対抗でどうにかするのは難しいんですよね...
# いろいろ穴はあるけど普通の時はまあ問題ないんですがねぇ。
Re: (スコア:0)
そもそも今じゃ、自分のブログのほうにテキストを書けば、ある程度広告収入を得られる時代なのにさ。
それを捨てて、敢えてテキストを無償でWikipediaに投稿し、そして金銭までも寄付する、、
そんな「変な人々」が大勢存在する事を前提にしたプロジェクトって、将来的にうまくいくんだろうか。
なんだか、壮大な社会実験だった気がする。
「変な人々」が去って、「普通の商売人」がやってきたと。。
Re: (スコア:0)
自分のブログに書いても大して金にならないけど、
Wikipediaに書けば社会の役に立つなら、
後者を選ぶ人は多いと思うよ。
#まさか自分のブログ作ったら金儲けできるなんて思ってないよな??
#ならねーから。
Re: (スコア:0)
ランサーズにはそういう仕事が並んでる
報酬が出ないのは仕方ないとしても、他ユーザに絡まれて嫌な思いさせられるぐらいなら、
前者を選ぶ人は多いと思うよ。
貧困の問題 (スコア:0)
「インドは数千万人のインターネットユーザーに対し、Wikipediaへの無料アクセス「Wikipedia Zero」が提供されている国の一つだが、」ってとこに、貧困の問題ってかいてあるじゃん??
Re: (スコア:0)
各国の大本営発表を信じるしかない人が今も昔もいるように
限られたメディアにしか触れられない人は嘘を見抜けなくなりがち
だからこれは貧困が関係してくる問題だよ
Re: (スコア:0)
関係してても言い訳にはならんだろ。
まぁ言い訳したきゃしてもいいけど、そんなことしても
騙し取られた学費は返ってこない。
嘘を嘘と見抜けない人には難しいんだよ。
もしあなたが「貧乏な人には難しい」って
言いかえたいならそういってもいい。
どっちにしても、こういうのに騙される連中はいる。
それが世の中。
批判してもしょうがない。
Re: (スコア:0)
インドには、2ちゃんねる(相当の投稿サイト)も、まとめサイトも無いのか。
流石に検索屋(Googleインド版を含め)だけじゃ、無力だわな。
日本でも一部の管理者が自分のイデオロギーを発信する場になっているケースも (スコア:0)
管理者「出典元を明記しろ」→管理者「剽窃するな」
管理者「改変するな」→管理者「引用するな」「剽窃するな」「外部リンク追加するな」
管理者「事実のみ記述しろ」→管理者「独自研究するな」「キャプション作るな」「名誉棄損するな」
管理者「権利はすべて放棄しろ」→管理者「外部サイトで第三者証明付で放棄を宣言しろ」
自分も元ウィキペディアンで、これまたウィキペディアンには良くある事例(体験談)なのですが
管理者に目をつけられると何をしても全否定されますからね…ボランティアなのは分かりますが特権意識が強すぎです。
上記の方針に沿いつつ、現実的な修正や追記を行っても徹底的に粘着されますし
ノートでの議論も方針の使い分けで、結局は自分の望み通りにしか修正を許可しませんし
一週間で反対意見なしとか、気軽に広域アクセス規制したりと、やりたい放題です。
このようなトラブルの原因は、大抵が管理者様が担当と自負される項目で
意向に沿わない(orお伺いを立てない)修正だというのも定番です…。
Wikipediaだけに絞ればそりゃ情報操作の難易度も下がりますわ (スコア:4, 参考になる)
これもWikipedia自身に置いてあるWikipedia Zeroの記事で書かれている懸念の一つの形だよなぁ…
日本とかでは編集合戦だの捏造だのがあっても「所詮Wikipedia」扱いでそこまで深刻に取られないけど、
こういうサービスで公益性がある状態になってしまうととたんに深刻さの度合いが跳ね上がる。
Wikipediaにおける中立性って金銭や執着による偏執的な活動に弱い印象だが、それがモロに直撃した感じ。
この記事だとビジネススクールの広告「程度」で済んでるけど、政治的な世論操作も確実にありうるよねコレ。
Re:Wikipediaだけに絞ればそりゃ情報操作の難易度も下がりますわ (スコア:1)
Re:Wikipediaだけに絞ればそりゃ情報操作の難易度も下がりますわ (スコア:1)
おいおいw 操作されているのはむしろ君のほうだろw
The FACT みたいな妄言を信じているのかね?
Re: (スコア:0)
> Wikipediaにおける中立性って金銭や執着による偏執的な活動に弱い印象だが、それがモロに直撃した感じ。
だね。
Wikipediaの中立性って、『どのような人でも編集可能」ってだけだからね。
母体が強い方向に偏重しがち。
Re: (スコア:0)
じょ、情弱乙...
# http://srad.jp/comments.pl?sid=653038&cid=2771083 [srad.jp]
#のネタなんて自作自演のギャグなんだけど、
#「書物に書いてある」だって鵜呑みにするのは危険って話でもある。
#ましてWikipediaなんてもっと情報操作し易いんだからさ。
Re: (スコア:0)
インドってサイババとかアガスティアの葉とか、すごいスケールであたり一帯が迷信でうめつくされているんだから、とりあえずウィキペディアで評判を確認しようと思っただけでも大した情報強者だよ。まあ、一枚上手がいたってだけの話。自分が失敗したことないからってだけの理由で他人を貶すもんじゃない。
Re: (スコア:0)
>インドってサイババとかアガスティアの葉とか、すごいスケールであたり一帯が迷信でうめつくされているんだから、
としても、
>とりあえずウィキペディアで評判を確認しようと思っただけでも大した情報強者だよ。
という結論にはならない。
いくらあんたが大バカだからと言って、あんたよりマシな人がバカじゃないわけじゃないんだよ。
Re: (スコア:0)
バカとかそうじゃないとか以前に、論理学を学んだ方がいいんじゃないの?修辞学かもしらんが。
Re: (スコア:0)
ウィキペディアよりさらに調査するためのメディアに触れられない人たちなんだから
大体その論理だと神以外はすべて馬鹿で終わってしまう
Re: (スコア:0)
発言も書物もニュースもネットも、「自分に都合のいい意見」を用意するだけならコストを惜しまなければ何とかなっちゃうんですよねぇ…
(捏造でない)対立意見が拾えるくらいまで網を広げてから、自分で判断を下さなきゃならない。言うは易いんだけどなぁ…
# 自分の投稿(#2786425)に、別記事での自分の投稿(#2786425)へのリンク付きコメントがついてビックリした!
Re: (スコア:0)
Wikipediaの記事なんか信じる方がどうにかしている。妄執に取りつかれたような記事が多いからなあ。
>Wikipeda (スコア:1)
>Wikipeda
>Wikipeda
>Wikipeda
Re: (スコア:0)
「(笑)」が抜けてまっせ(笑)
Re: (スコア:0)
ウィキペだこれー!?(ガビーン)
#そういや「ガーン」はまだしも「ガビーン」のビって何のオノマトペなんだろう?
Re:>Wikipeda (スコア:1)
強打したときの
打撃音
振動音
残響音
を示しているのだと思います。
// 車庫のヤードでバールのようなものを使用する場合を想定。
早稲 (スコア:0)
NO CARRIER
日本語Wikipedia (スコア:0)
でもディプロマミルで有名なイオンド大学 [wikipedia.org]について都合の悪い記述の削除を頑張ってる人いたけど、同類だろうね……
って今回の件「一般ユーザー」ではなく「管理者」が宣伝頑張ってたの? マジか。
Re: (スコア:0)
でもディプロマミルで有名な イオンド大学 [wikipedia.org]について都合の悪い記述の削除を頑張ってる人いたけど、同類だろうね……
って今回の件「一般ユーザー」ではなく「管理者」が宣伝頑張ってたの? マジか。
イオンド大学の件は、「訴えるぞ!」と言われてビビって、というか、ウィキペディアが訴訟沙汰に巻き込まれるのを恐れてイオンド大学に不都合な内容を大人しく削除した人が居て、弱腰じゃね? と非難する人も居たという内容。絶対に法廷に立たないし責任を取る事も無い立場の人は大胆だからね。週刊誌も時々、名誉毀損で訴えられてるようなものだろうけど、
訂正:管理者が調停役から除名された (スコア:1)
Wikipedia conflicts [wikipedia.org] の所ですね。金を貰って、都合のいい編集をするように雇われた利用者が、実績を重ねて信頼を得て管理者の一人にまで選ばれた挙句、50余のアカウントを使い分けて多数派を演出して記事を支配。それがバレて、調停者から、別アカウントもろとも除名された。
確か、金貰って書くならその事を明言しろ、とかルールがあったような。
Re: (スコア:0)
イオンド大学の件は、向こうが弁護士を出してきて「名誉毀損!」「業務妨害!」「訴訟!」「賠償請求!」みたいに恫喝されたのと違う?
日本だってマスメディア盲信から抜け出たのはごく最近の話 (スコア:0)
記者クラブ方式の弊害などまだまだ解決すべき点は多々あると思いますが
日本だってごく最近の話、まだまだ多々あると思いますが (スコア:0)
というのは、一体何に対しての発言なのだろうか…
# 日本は以前からマスメディアに批判的、もう解決すべき点はない…なんて発言は見つからない
Re: (スコア:0)
日本だってマスメディア盲信から抜け出たのはごく最近の話
個人的な経験を国の変化のように言わないでくれ。
Re: (スコア:0)
マスメディア盲信から脱してネットも鵜呑みにするようになりました!(キリッ
その結果、悪質なウィキペの編集に引っ掛けられて怪しい学校に子供を送り込み……あれっ!?
Re: (スコア:0)
いわゆるネットメディアって品質低いところ結構ありますからねぇ。
2chとかの書き込みをネタに、「ネットではこのような意見が多数見られ」と言ってみたり。
さらにツッコミ受けたら訂正報告も無しにしれっと記事直すのが常態化してるところも。
Re: (スコア:0)
悪質なところになると「ネットで~という意見が多く見られた」「抗議が殺到」とかのネタ元が自社サイトに掲載した煽りくさい記事であることを隠したりするんですよねー。
Re: (スコア:0)
日本だってマスメディア盲信から抜け出たのはごく最近の話
自分の愚かさをこのたった一言で表現できるのって、ある意味で才能なのかもしれない。
英語版記事の「南京大虐殺」の内容とか (スコア:0)
以前からプロパガンダに使用されていますしね…
悪貨やノイジーマイノリティー、イデオロギーのプロパガンダに対する対策は
オープンソースコミュニティーの課題ですな。