COBOLで書かれた米国防総省の給与システム700万行、実質的に更新不可能 129
困難 部門より
米国防総省の給与システムはCOBOLで、700万行に及ぶコードの大半は1960年代に書かれたものだという。コードは数十年前から更新されておらず、エラーも多発するが、古くなるにつれて維持が困難になっているそうだ。さらに、ドキュメントはかなり前に失われており、実質的に更新は不可能とのこと。国防総省では10億ドル以上かけて新しいシステムを導入しようとしたが、これも失敗に終わっているとのことだ。
アナウンス:スラドとOSDNは受け入れ先を募集中です。
Opera 15でブックマークを廃止した理由を、Opera Desktop Teamがブログで説明している(Opera Desktop Teamのブログ記事)。
Opera Desktop Teamでは、2007年からランダムに選ばれたユーザーに匿名での利用状況提供を依頼して、どのような機能が使われているかを調査したという。10万人を超えるユーザーから収集したデータによると、90%のユーザーはブックマークを一度も追加していないことが判明したとのこと。こういったユーザーの多くは「お気に入りのWebサイトを常に開いたままにする」「セッション保存機能を利用することで前回開いていたWebサイトを復元する」「スピードダイアルを使用する」などにより、ブックマークの代わりにしていることもわかったそうだ。これらのことから、ブックマークの実装は優先度が低いと判断されたとのことだ。しかし、ブックマーク機能を多用するユーザーにとっては影響が大きいことから、今後のバージョンではブックマーク機能実装の優先度を上げるとしている。
立命館大学教授・上原哲太郎氏のツイートに依ると、ファイル共有ソフトWinnyの作者としても知られる東京大学情報基盤センター(ITC)特任講師の金子勇氏が、7月6日に急性心筋梗塞で亡くなったとのこと。
現時点ではITCのウェブサイトなどに記載はない。
Winny事件の裁判を担当した壇俊光弁護士のブログに、金子氏の逝去を知らせる記事が掲載されている。情報が錯綜しているので、正確なソースとして提供するとのことだ( 壇弁護士の事務室の記事、 Gigazineの記事、 ITproの記事)。
先日、日立製作所がSUICAの履歴情報などを利用したマーケティング情報提供サービスを開始するという話題があった。が、Suica利用者からの批判が相次いだため、JR東日本はデータの販売を一時停止するとともに、利用者に謝罪することになった模様(朝日新聞)。
提供されるデータにはSuicaを使って乗り降りした日時や運賃、性別、生年月日が含まれているという。個人を特定できる情報は含まれていないことから、JR側は「個人情報保護法には抵触しない」としていたが、今回の利用者からの反応を受けて9月分までデータの販売を凍結し、また申し出があった利用者のデータを販売分から除外するという。
タレコミ子としてはこのようなデータの利用法はまったく気にならないのだが、/.J読者諸氏のご意見はいかがだろうか?
ITproの記事にて、JR東日本への質問とその回答が掲載されているが、提供されるデータは「乗降駅、利用日時、利用額、利用者年齢(注:具体的には生年月)、性別等を元に個人を特定できないように加工したデータ」で、Suicaの電子マネー機能による購買データは対象外。また、SuicaID番号については元の番号が特定できないように変換して提供しており、また番号の変換方法も定期的に変換しているため「長期間にわたって同じSuicaID番号が一意の番号に変換されることはありません」という。さらに、販売されるデータは乗降者数が多く個人の推定が困難な駅に限定されるとのことだ。そのほか、作業フローもこのデータからの個人の推定を不可能にするため考慮されているという。
本家/.「Things That Scare the Bejeezus Out of Programmers」より。
ソフトウェア開発者は往々にして冷静で分析的であるが、彼らを震え上がらせるような状況が無い訳ではないだろう。ITworldのブロガーPhil Johnsonが開発者フォーラムで「プログラマーとしての最大の恐怖は?」との質問を投げかけ彼らの声を聞いたところ、回答は「特定の技術を使うよう強いられた」から「能無しと働くこと」など大まかに5つのカテゴリーに分類されたとのこと。これを読んでるあなたの最大の恐怖はなんだろうか?
この5つのカテゴリーとは、
- 「無能なマネージメントもしくは同僚」
- 「ある特定の技術を使うこともしくは習うことを強いられる」
- 「仕事が嫌いになること」
- 「仕事を失うこと」
- 「失敗すること」
だという。この中でも最大の恐怖として挙げられたのは、取り返しのつかないバグを作ってしまうといった「失敗すること」だそうだ。
先日、iPhoneの充電器による感電死事件が報じられた。当初、犠牲者は非正規の充電器を使っていたとされていたのだが、これ以外にも同様の感電死事件が発生、こちらはApple純正の充電器を使っていたことが報じられている(産経)。
記事によると、Appleの正規品であっても、中国産の場合は安全回路等を省略した非正規 部品が使用されている事があり危険だという。16日の時点で遺族の「iPhone 5は昨年12月にアップルストアで購入したもので、正規の充電器を使用していた」とのコメント(ZAKZAK)が出ていたのだが、Appleは「危険な非正規品は使うな」と発表したのみである。Appleは電子メールでこの件に関し、徹底した調査を進め、当局に協力するとしたが、類似の事故がないかどうかの詳細にはコメントしなかった(ロイター)といい、意図的な隠蔽であるとの批判が出ている。
陰謀論は専門家にお任せするとして、/.jerみなさまにお伺いしたいのだが、電気的知識を持ち合わせていない一般人が現時点で自衛する手段はあるのだろうか。可能であればApple製品を使用しないと言うお答えはご遠慮願いたい。自宅で簡単に行える安全試験等があれば喜ばしいのだが、いかがだろうか。
NHKの番組で必要がない場合でも外来語が乱用されており、不必要な精神的苦痛を与えるとして、岐阜県の71歳の男性がNHKに対して141万の慰謝料を求める訴えを起こした(中日新聞の記事、J-CASTニュースの記事)。
例として「リスク」「システム」「ケア」「トラブル」「コンシェルジュ」など、番組名では「BSコンシェルジュ」「スタジオパークからこんにちは」「ほっとイブニング」「Sportsプラス」「Shibuya Deep A」などが挙がっているようだ。男性は「若い世代は分かるかもしれないが、年配者は、アスリートとかコンプライアンスとか言われても分からない」と説明しているとのこと。7月4日の記者会見でNHKの会長は、「私も古い人間なので、外来語が多いという(印象を持つ)のはある」「用語使用のガイドラインを踏まえており、法的な問題はない」とコメントしている。
NHKのFAQよくある質問集に模範解答が載っているが、外来語使用の問題は妥協点が人(世代?)によって違う事だろう。カタカナ語自体は既に相当程度に日本語の一部を成しているという事もあるし、非カタカナ語への「言い換え」が意味をうまく表せない場合もある。
tomakomaiのタレコミより。Excite Bitコネタの記事によると、デフラグのやり過ぎはHDDの寿命を縮めるそうだ。記事では、「概ね半年に1回程度」の頻度でのデフラグで十分、SSDも同様、とされている。HDDの場合、デフラグはHDD領域全体に連続的な負荷を要求するため、やり過ぎは寿命を縮めるということらしい。また、SSDの場合はフラッシュメモリの書き換え回数に制限があるため、やはりデフラグにより寿命が縮まる可能性があるらしい。
そもそも、最近のファイルシステムにはファイルの断片化が起こりにくくなるような仕組みを導入されているとも言われているが、本当にデフラグは必要なのだろうか?
海軍に入るくらいなら海賊になった方がいい -- Steven Paul Jobs