旧ソ連時代のKGBの資料が一般公開される
旧ソ連時代の諜報機関であるKGBの元幹部、Vasiliy Mitrokhin氏が持ち出した極秘ファイルが一般公開されることとなった。Vasiliy Mitrokhin氏は1992年のソ連崩壊後、家族ともにイギリスに亡命した。このとき一緒にKGB時代の記録を持ち出していた。この記録が亡命から20年以上を経て公開されることとなった。Vasiliy Mitrokhin氏は彼が亡くなる1972年までの間、この極秘ファイルが公開されることを望んでいたようだ(CHURCHILL COLLEGE CAMBRIDGE、公開されたファイル、GIGAZINE、slashdot)。
公開されたファイルは数千にもおよぶ。ファイルは1917年のボルシェビキ革命の直後からゴルバチョフの時代直前までの期間に作成され、西ヨーロッパとアメリカ、ロシアの武器貯蔵所の情報や地図、ソ連側のスパイの名前なども含まれている。また当時のローマ教皇ヨハネ・パウロ2世の監視状況なども記録されていた模様。