AnamesonCraft 曰く、
sorae.jpの記事米国のシエラ・ネバダ社は2014年7月23日、宇宙航空研究開発機構(JAXA)との間で、同社が進めている有人宇宙船
ドリーム・チェイサーの開発で協力するという内容の了解覚書を締結したと発表した。
ドリームチェイサーはNASAが計画し調整を行なっている国際宇宙ステーション (ISS) への民間企業による輸送サービス計画
COTS
におけるISSのクルーの交代サービスを行うための商業有人宇宙機の開発を目指すCCDev計画の下で開発が行われている。
同宇宙機はNASAの
HL-20
の成果を下敷きに開発が行われているが、HL-20は更にソ連時代のロシアの小型シャトル開発計画である
スパイラル計画
の実験機である
BOR-4
の成果を下敷きにしていると言ういささかややこしい経緯を持った機体である。
さらに、同社スペース・システムズのMark N. Sirangelo副社長は「日本は米国のように、自国内にドリーム・チェイサーの打ち上げと帰還をサポートする基盤が整っている」と語り、日本からドリーム・チェイサーを打ち上げ、帰還させることにも期待を示した。
しかしJAXAによれば、どういった技術で協力するか、また、どのような協力になるのか、あるいは本当に日本からドリーム・チェイサーを打ち上げるのかどうかなど、現段階ではまだ何も決まっておらず、将来の技術協力に向けた話し合いを開始するという段階とのことであった。
との事だが
シグナス宇宙船
と同様の近傍接近システムとメインエンジン、バッテリーの提供になるのでは無いだろうか。
他のカプセル型のCCDevの機体とは一線を画す”カッコイイ”機体なので計画が具体化して行き実現化へ向かっているのは非常に楽しみである。