米国・ミルウォーキー、チーズ製造時に使用した塩水を路面凍結防止に利用 45
雪国 部門より
路面の凍結防止には岩塩を使用することが多いが、冬季に平均127センチメートルの積雪があるミルウォーキーでは費用が問題となる。昨冬の積雪は70センチメートル程度だったが、44,000トンの岩塩を使い、全体で650万ドル近い費用がかかっている。そのため、以前からミルウォーキーでは岩塩の代用となるものを探しており、糖蜜や甜菜の搾り汁を試したこともあるとのこと。しかし、家の中に足跡が付くとの苦情を受けて中止されたそうだ。塩水と岩塩を混ぜて散布することで、岩塩をそのまま散布するよりも自動車に弾き飛ばされる量が減り、効率よく利用できるようになるという。パイロットプログラムの実施されているベイビュー地区の住民はこれまでと違う匂いを感じているが、現在のところ苦情は寄せられていないとのことだ。ちなみに、使用する塩水はプロボローネやモッツァレッラのものが最適らしい。