日本航空、エアバス機を初めて導入 47
歴史的導入 部門より
アナウンス:スラドとOSDNは受け入れ先を募集中です。
MicrosoftがInternet Explorer 11の脆弱性情報を賞金付きで募集していたが、これにより複数の深刻な脆弱性が報告され、結果として総額2万8,000ドルの賞金が支払われたとのこと(ITmedia)。
Microsoft BlueHat Blogではそのなかで6人の報告者の名前が挙げられており、その中には日本人の「Masato Kinugawa」という名前も挙げられている。
Kinugawa氏は一部で有名なセキュリティ研究者で、以前某社サイトでのXSSを発見してそれを報告したためにインターネット接続を止められた人である。ちなみに賞金はデビットカードで届いたらしい。
2013年9月24日に脆弱性対策情報ポータルサイトJVNで公開された脆弱性情報JVNVU#99975381が、「正しくなかった」として10月7日に訂正されている。
問題となった脆弱性は、オンライン決済サービス「NETELLER」が提供している「NETELLER Direct」のPayment APIに関するもので、「HTTPリクエストの検証不備の脆弱性が存在します」というもの。しかし、検証の結果このレポートは正しくなかったそうだ。
ドコモは「Tizen」OS搭載のスマートフォンについて年内の発売を予定していたが、このスマートフォンの発売が来年前半に延期されるとのこと(読売新聞)。
「ドコモ向けの機能を搭載するための開発が遅れているため」とのこと。iPhoneの導入に向けてリソースをつぎ込み、Tizenは二の次になっているのではないかとも勘ぐってしまう。
日経ビジネスオンラインにて、「反社会的勢力」に対する銀行の対策システムが紹介されている(『「みずほ暴力団融資問題」の底知れぬ闇』)。この記事では、ある大手銀行(銀行名は非公開)が行っている反社会的勢力対策について紹介するものなのだが、顧客名からその顧客が反社会的勢力に属していないかをチェックするシステムに加え、口座の入金・出金履歴や入金・出金を行ったATMや支店の場所などもチェックし、異常の兆候が見られたらアラートを出す、というシステムが構築されているらしい。
そのため、例えば突然多額の入金があった場合などはコールセンターなどから確認の連絡がある場合もあるという。一般の銀行口座を銀行がチェックしているなどとは夢にも思わなかったが、銀行のIT化はこういった部分にも及んでいるようだ。
ネットショップの立ち上げに向けてシステム開発を依頼されたが、「社長が覚えられないので管理者のパスワードは4桁の数字でお願いします」と言われて困ったという案件が「情報の海の漂流者」で取り上げられている。
当然、数字4桁のパスワードはセキュリティ的には非常に危険であり、そのようなサイトを構築した側にまで責任が及ぶ可能性もある。この件では、ヤフーがYahoo!ショッピングの出店無料化によりそちらを使うようになったため流れ、事なきを得たとのことなのだが、このような面白おそろし要求はほかにもありそうな気がする。このように要求されたら、どうやって対応するべきなのだろうか。
Samsungが発表した新スマートフォン「GALAXY ROUND」は、その名称のように弧を描いた本体が特徴(Engadget)。
弧を描いた筐体といえばXperia Arcが思い出されるが、GALAXY ROUNDはディスプレイも弧を描いた曲面になっているのが特徴。この形状になっていることで持ちやすく操作しやすいとのこと。ディスプレイには有機ELを採用、サイズは5.7インチで解像度はフルHDだそうだ。
10月7日、スイスで「Human Brain Project」の発足イベントが行われた(The Human Brain Project、FOXNews、本家/.)。
このプロジェクトは、今後10年の間に人間の脳並みの処理能力を持つコンピュータの頭脳を作る方法を確立することを目的としている。欧州の約80の科学機関と20の政府機関が関わり、約16億米ドルの費用が投入されるという。まずは現在研究用に使用されているスーパーコンピューターの1,000倍高速なマシンを構築することを目指しているとしている。
船橋市の環境部職員が住民基本台帳を違法に閲覧するという事件が発生した(船橋市のプレスリリース)。これによると、「環境部の職員が平成25年5月、職場の住民基本台帳システム端末を業務目的外で使用して市民一名の世帯情報を閲覧した。また、それにより知り得た情報の一部を知人一名に不用意に話していたことが判明した」という。
これに対し、各新聞社とも誤報が相次いでいる。まずは、産経新聞の記事「住基ネットで関心寄せる女性を「調査」 船橋市職員を停職3カ月」(MSN産経ニュースのほうではすでに修正済み)。 あるいは、読売新聞の「住基ネットで個人情報漏えい、船橋市職員停職」など(こちらもすでにタイトル修正済み)。
船橋市のプレスリリースをよく読めばわかる通り、この職員が違法に閲覧したのは、船橋市の住民基本台帳システムであって、住基ネットではない。そもそも住基ネットには「世帯情報」は流れていないので、「世帯情報を閲覧」という時点で、市の内部の住民基本台帳であることがわかるはずだ。
現時点では、一部の新聞記事ではタイトルを黙って「訂正」しているようだが、「訂正」したことそのものを公表しておらず、「住基ネット漏洩」の記事はどんどん拡散している。各新聞社は全力をあげて、誤報記事の「回収」につとめてほしいものだ。
AMDの一部のRadeonグラフィックスカードで、Catalystドライバ+市販のDVI to HDMIアダプタという組み合わせを使用した場合、HDMIオーディオが使用できないという制限が設けられていることが発覚した(Phoronix、本家/.)。
規格上、DVIでは音声の出力ができないが、Radeonでは専用のDVI-HDMI変換アダプタを利用することで、DVI端子からの出力においても音声出力を利用できる。しかし、サードパーティのDVI-HDMI変換端子ではこの機能は利用できない。Catalystドライバに意図的に外部アダプタを識別する機能が実装され、HDMIオーディオを有効にするか無効にするか判定しているためだという。
もっとも、これはLinux用ドライバだけでなく、Windows用ドライバにも設けられている制限だという。オープンソースで開発されているLinux向けドライバはこの問題を回避しているとのこと。
2013年のノーベル化学賞は、複雑な分子構造をコンピューター上でシミュレーションするマルチスケールモデルを開発した米ハーバード大学のMartin Karplus氏と米スタンフォード大学のMichael Levitt氏、米南カリフォルニア大学のArieh Warshel氏が共同受賞した(プレスリリース、 時事ドットコムの記事、 CNN.co.jpの記事)。
かつて化学者らは球体と棒を使って分子構造モデルを作っていたが、現在ではコンピューター上でシミュレーションされている。3氏は1970年代に化学反応のプロセスを理解し、予測するプログラムの基礎を作った。現実を反映するコンピューターモデルは、化学の進歩に最も重要な役割を果たしたとのこと。
なお、同じ分野で活躍しており、受賞が期待されていた京都大福井謙一記念研究センター・シニアリサーチフェローの諸熊奎治・米エモリー大名誉教授は惜しくも受賞を逃すも、同じ分野の受賞について喜んでいるという(MSN産経ニュース)。
朝日新聞が、パナソニックが来年3月末にプラズマテレビ事業から撤退すると伝えている。これが事実であれば、プラズマテレビを生産する国内大手電機メーカーは無くなることになる。いっぽう、パナソニックはこれについて決定した事実はないとのコメントを出している。
プラズマテレビは当初、原理的な性能の良さから大画面テレビの本命といわれていたが、下位的位置付けだった液晶テレビの性能向上、大型化、価格下落等により、国内メーカーは次々撤退し、パナソニックが最後となっていた。
個人的には、多くのメーカーが開始早々に規模を縮小し、撤退していき、パナソニックがいつまでもねばっている印象があったのだが、プラズマテレビを利用している方はいらっしゃるだろうか。
物事のやり方は一つではない -- Perlな人