自転車を共用するバイクシェアは、5月に
ニューヨークで開始されるなど全米に広がっており、日本でも超党派の国会議員が
法整備などを検討しているそうだ。多くの人に自転車を利用してもらうため、ヘルメットの着用を強制すべきではないという
意見もある。しかし、自転車は本当に安全なのだろうか(
The New York Timesの記事、
本家/.)。
カリフォルニア大学サンフランシスコ校の外傷外科医 Rochelle Dicker氏は、重傷患者の自転車事故による治療に当たることもあって、同僚とともに事故の内容について調査することにしたという。調査の対象はサンフランシスコ総合病院で治療を受けた自転車利用者2,504名。その結果、半分近くは自動車の関係しない自転車事故で負傷しており、重傷者も4倍以上多かったそうだ。Dicker氏自身は自転車に乗らないが、傷を見た後で自転車に乗りたくないと考える同僚も多いとのこと。一方、Boulder Center for Sports MedicineのAndy Pruitt氏によれば、自転車の危険性は誇張されていると主張する。長距離のサイクリングを40年にわたって続けているPruitt氏だが、大きな負傷は鎖骨を2度折り、腰を1度負傷した程度だという。実際のところ、自転車の安全性はどの程度のものだろう。/.Jerのご意見はいかがだろうか。