タンパク質を使ってフラッシュメモリを作る技術 12
バイオメモリー 部門より
日本と台湾の研究チームが、タンパク質を利用しナノスケールで電子回路を構築する研究を進めているそうだ(C&EN、本家/.)。
シリコン基板表面にナノ粒子を配置できるタンパク質を使用すると、現在の製造技術を利用した場合よりも、メモリ装置のコンパクト化と複雑な3次元構造の多層電子回路の設計が可能となるという
メモリカードやUSBフラッシュ・メモリ・ドライブなどに使用されているフラッシュメモリの高速化や大容量化には、メモリセルのサイズを小さくする必要がある。実証実験で製造した多層フラッシュメモリ装置は、従来の単層デバイスの2倍のメモリ容量を有していたという。また10,000回の消去動作を行っても動作し、時間が経過しても動作は安定していたとのこと。