ロシアに落下した隕石の一部回収。重過ぎて重量計が破損 33
破片というレベルではない 部門より
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人間が人生の3分の1を睡眠に費やさねばならない理由について、これまでも科学者の間で様々な議論がなされてきているが、Rochester大学の研究チームが睡眠の新たな働きを解明することに成功した。これによれば、人は寝ている間に「脳の代謝老廃物を洗い流している」とのこと(Science、本家/.記事)。
マウスを使って、脳脊髄液の量を調節する神経膠細胞の働きを調べた。脳脊髄液 はマウスが寝ている時には60%も増えたが、しっぽを触るなどして起こすと脳を流れる脊髄液の量が減ったとのこと。また、アルツハイマーの原因と考えられているベータアミロイドを脳に注入したところ、睡眠時には覚醒時の2倍の速さで脳脊髄液によって毒性をもつ老廃物が除去されたのだそうだ。
脳から代謝老廃物を取り除くのには膨大なエネルギーを要するため、神経細胞が活発に活動している最中は除去を行うことはできないのだろうとのこと。
ぴあが出版したアイドルグループ「ももいろクローバーZ(ももクロ)」関連のムック本について、同社がももクロの事務所側に印刷部数を実際よりも少なく申告し、支払うべき印税を本来よりも少なくしていたことが発覚した(ITmedia)。
ももクロの所属事務所であるスターダストプロモーション側には印刷部数を「6万部」と伝えたが、実際には10万部を印刷していたという。スターダスト側には6万部分の印税しか入っておらず、残りの4万部分の印税は数百万円に相当するという。
スターダスト側はこれについて声明を発表、内部告発によって発覚したことも伝えている。かつては印紙などで出版物の印税管理が行われていたが、近年ではそのような形がとられることはほとんどなく、発行部数については出版社側を信用するしかない場合が多い(場合によっては印刷会社からの印刷部数証明書などを出すこともあるらしいが)。
今回はムックの実売数が多かったためにスターダスト側が部数に対する疑惑を持ったことも問題が明るみになる一因だったようだが、もし実売部数が少なかった場合、ばれなかった可能性もある。
人気ゲーム「Battle Field」シリーズを開発しているEA Digital Illusions CE(DICE)では、フィードバックのためオンラインプレイにおけるプレイヤー同士の対戦結果やプレイ内容などを測定・記録しているそうだ。しかし、そのデータと「インターネット上のユーザーの声」が食い違うことがあるという(GameIndustry International、Choke Point)。
プレイヤーは時に自分の勝利が阻まれると、ゲームのシステムやバグに責任転嫁をしてしまい、それが事実とは異なる声として広まってしまうことがあるという。DICE側は実際のプレイデータから取得したデータを見られるため、その声が事実とは異なるということが分かるが、一般ユーザーにはそれが分からないため、主観的な意見がメーカーに改善を求るネットユーザーの大きな声となることもあるという。
とはいえ、ユーザーからの意見が真実ではないとしても不満を持つユーザーが存在することは事実である。オンラインゲームを運営するに当たってはそのような声にどう対処するかがキモになるのだろう。
情報処理技術者試験を実施するIPAは毎度、合格者に関する統計情報を発表しているのだが、平成25年度春試験において、難関といわれる「プロジェクトマネージャー (PM) 試験」に「小中学生」の合格者が1名おり、Twitterなどで話題となっている(IPAの統計資料、市況かぶ全力2階建)。
プロジェクトマネージャー試験はIPAが平成7年から実施している情報処理技術者試験の一つで、レベル4の高度試験に分類される。試験は四肢択一の午前I・IIと記述・論文式の午後I・IIから構成されており、合格率は12.5%と高度試験の中でも難関と位置づけられている。実施当初は27歳以上の年齢制限と業務経歴書の提出が義務付けられており、実務経験なしでの受験は困難だったが、後に緩和されている。とはいえ、小中学生での合格は過去に例がないようだ。
なお、この結果を受けて、「小中学生でも受かる資格なんて価値はない」と判断するか「小中学生でも受かる資格すら取れてないうちのPM」と判断するかは皆様にお任せしたい。
政府の教育再生実行会議が、大学入試センター試験を廃止する方針を固めたと報じられている(読売新聞)。
代わりに、高校在学中に複数回受験できる「達成度テスト」を導入する方針だという。これに合わせ、下村文部科学大臣が大学入試について毎日新聞の取材に答えている。これによると、「運やツキの影響がある一発勝負」をやめるという流れらしい。また、「学力だけの1点差で勝ったことにどんな意味があるのか」「暗記中心のペーパーテストを2回もしないでも済むように考えたい」とのことで、新制度については1次試験はペーパーテスト、2次試験については面接や小論文で「リーダーシップや創造力、ボランティア活動力など、ペーパーテストで判断できない能力を判断」という方向を考えているようだ。
とはいえ、面接や小論文による試験を広く導入することについては批判的な声も多い。
銀行から融資を不正に引き出したとして19日、太陽光発電システム販売会社「エステート24ホールディングス(現在このサイトの多くのページがNot Foundになっている)」の社長らが詐欺の疑いで逮捕されたのだが、この社長が7月、TV番組で2ちゃんねるの中傷被害の被害者として出演していたことから、ちょっとした話題となっている(ガジェット通信の記事、朝日新聞の記事)。
問題のTV番組は、7月5日放送のフジテレビの情報番組『とくダネ!』で、同社長はネット中傷恐怖体験を語る企画に出演し、2ちゃんねるで「詐欺師」といった事実無根の書き込みがされている、とのコメントをしていたという。書き込みが今回の逮捕容疑と関連したものかは不明だが、結果だけみるとTV局が騙されネットが正しいという形になったことから、盛り上がりを見せているようだ。
先日国内の映像メーカーから著作権侵害のために提訴されていたFC2だが、同社は海外の動画サービス事業者からも米国で提訴されていた模様(渦中のFC2がさらに2件の訴訟を受けていたことが判明 — 雑記N)。
訴えているのは、成人向け動画サイト「カリビアンコム」を運営するDreamroom Productionと、成人向けアニメを手がける「見るキーズピクチャーズ(Milky's Pictures)」の2社。どちらも米国での訴訟となっている。
スマートウォッチやGoogle Glassといったウェアラブルコンピューターが普及するようになるといわれているが、これらの普及への最大の障害は「何世紀もかけて確立されてきた社会規範」にあるようだ(本家/.、Forbes記事)。
たとえば、現在では買物中に店内で携帯電話で通話したり、リアルで会話している相手の存在を無視してメールを送ったりすることは失礼だと考えられているが、そもそも20年前はこういった行動は存在しなかった。そのためテクノロジーに合わせて社会規範も変化してきたわけだが、ウェアラブルコンピューターに関しては社会規範は追いつけないのではという危惧がある。
ウェアラブルコンピューターを試してきた人達の体験談によれば、ウェアラブルコンピューターが行動に与える影響はスマートフォンやタブレットのそれとも違うのだという。実際Google Glassをかけている人達は、エチケットに欠ける行動をとってしまうことから「Glasshole(嫌な奴)」などというあだ名まで付けれてしまっている。Pebbleのスマートウォッチを試した男性は、メールを受信する度に腕時計に視線を落としてしまい、度々時間を確認していると友達に誤解され失礼であると受け取られてしまったと話している。
携帯電話ならば、ポケットや鞄など目に触れないところに仕舞っておくこともできるが、ウェアラブルコンピューターともなれば身につけている限りは常時目に触れるところにあるというのが問題のようだ。
2012年度におけるDRAM市場の売上高に占めるPC向けのシェアが、過去30年間で初めて50%を下回ったとのこと(EETimesの記事)。DRAMの主戦場がPCからモバイルへと移行していることが鮮明となった。
DRAMは売上高および容量の両方において依然成長しているとのことで、PC市場の縮小ををモバイル市場の成長によって埋め合わせることが出来ているようだが、モバイル用DRAMはPCと比べて密度も容量も低いため、DRAMはもうこれまでのような成長率は実現できないだろうとEE Timesの記事では予測されている。
一方、DRAM業界の営業利益率が2013年第2四半期に27%となり、2010年以来の最高水準を達成したとのこと。DRAMメーカーがSamsung、Hynix、Micronの3社となったことで生産調整が可能となり、DRAM市場がPCからモバイルへと移行するこの難しい時期にも販売価格の上昇と営業利益率の増加を達成することが出来たとしている。
ちなみに記事中にあるエルピーダがMicron傘下なのは周知のとおりだが、Inoteraも既にMicron傘下のようだ。
Stableって古いって意味だっけ? -- Debian初級