FreeBSD 9.2-RELEASE 登場 19
10はどうなる 部門より
The FreeBSD Project は 2013年9月30日にFreeBSD 9.2をリリースしたことをアナウンスした(FreeBSD-Announceへの投稿、SourceForge.JP Magazine)。
FreeBSD 9.2は以下のような注目点を含むとしている。
- ZFSでのSSD使用時にTRIMをサポート
- virtio(4)ドライバをamd64とi386でGENERICカーネルの設定に追加
- ZFSのlz4圧縮のサポート
- OpenSSLを0.9.8y に更新
- DTraceをGENERICカーネルでデフォルトで有効化
- DTraceを1.9.0 に更新
- Sendmailを8.14.7に更新
- OpenSSHを6.2p2に更新
- head/からunmapped I/Oサポートを取り込み
リリース内容の詳細な情報については、リリースノートを参照されたい。
なお、FreeBSD 9.2 は開発段階ではNakatomi Socrates FreeBSD 9.2というブートメニューが表示されていたが、これは映画『ダイ・ハード』に登場するNakatomi Socrates BSD 9.2に由来している(参考画面)。
最終的にデフォルトでは表示されなくなったものの、メーリングリストではその良し悪しも含めて、活発に議論が行われており、Linuxほど寛容的には受け入れられていない状態だといえる。
また、同日には The NetBSD Project からも、NetBSD 6.1.2 / 6.0.3 が同時リリースされている(SourceForge.JP Magazineの記事)。 セキュリティおよびバグフィックスを含むためNetBSDの旧バージョンを運用しているユーザーについては、各自アップデートを検討されたい。