欧州委員会、航空機内での3G/4G通信を許可する方針 15
ストーリー by headless
機内 部門より
機内 部門より
米連邦航空局は航空機内での電子機器の使用制限緩和を検討しているが(/.J記事)、欧州委員会では機内での3G/4G通信を許可する新ルールを導入したそうだ(EUのプレスリリース、
ITworldの記事、
本家/.)。
新ルールが適用されるためには、3G/4G向けに調整された機内用のモバイル通信システム(MCA)を航空会社が航空機に搭載する必要がある。MCAは端末が地上の基地局に直接接続しないようにするジャマーと衛星経由でモバイル通信を中継する機内用の基地局で構成され、EU域内上空高度3千メートル(約1万フィート)以上で3G/4G通信や通話が許可されるという。EU域内ではMCAを搭載した航空機内での2G(GSM)通信が2008年から許可されているが、現在のところ実際に導入している航空会社は少ないという。3G/4G通信も許可されることで、MCA導入のきっかけになると欧州委員会は考えているようだ。ただし、MCA経由のネットワーク接続にはローミング料金として「その他の国や地域」が適用され、利用料金が高額になる可能性もある。
なお、欧州航空安全機関(EASA)では、機内での電子機器の使用を離着陸時を含めて許可する方針を明らかにしており、手引書が11月末までに発行されるとのことだ(EASAのプレスリリース)。
新ルールが適用されるためには、3G/4G向けに調整された機内用のモバイル通信システム(MCA)を航空会社が航空機に搭載する必要がある。MCAは端末が地上の基地局に直接接続しないようにするジャマーと衛星経由でモバイル通信を中継する機内用の基地局で構成され、EU域内上空高度3千メートル(約1万フィート)以上で3G/4G通信や通話が許可されるという。EU域内ではMCAを搭載した航空機内での2G(GSM)通信が2008年から許可されているが、現在のところ実際に導入している航空会社は少ないという。3G/4G通信も許可されることで、MCA導入のきっかけになると欧州委員会は考えているようだ。ただし、MCA経由のネットワーク接続にはローミング料金として「その他の国や地域」が適用され、利用料金が高額になる可能性もある。
なお、欧州航空安全機関(EASA)では、機内での電子機器の使用を離着陸時を含めて許可する方針を明らかにしており、手引書が11月末までに発行されるとのことだ(EASAのプレスリリース)。